3日、楽天のエース・則本昂大が契約更改を行い、倍増となる1億2000万円でサインしたと報じられた。
則本は1年目の昨季、ルーキーながら開幕投手を任されるなど、終わってみれば15勝をマーク。チームの優勝に貢献すると、日本シリーズでも開幕投手を務め、3試合に登板し1勝1敗1ホールドと大車輪の活躍。オフには4倍増となる年俸6000万円で更改した。2年目となる今年も開幕戦でいきなり完投勝利を挙げるなど、苦しいチーム状況の中で奮闘。夏場に調子を崩しながらも最後まで最多勝争いを演じるなど、14勝10敗の成績を残し、奪三振204で最多奪三振のタイトルを獲得した。
入団から3年で1億円の“大台”を突破したのは、過去に5人。楽天ではあの田中将大も成し得なかった球団史上初の快挙である。
最初に3年で1億円の壁を破ったのは巨人の高橋由伸。1年目から126試合に出場し、打率.300、19本塁打、75打点という堂々たる成績を残すと、オフに2600万円アップの3900万円で更改。続く2年目も出場は118試合に減らしたものの、前年を上回る打率.315、34本塁打、98打点という成績で一気に6100万円アップの年俸1億円を勝ち取った。
高橋由伸に続いて3年目で年俸1億円を勝ち取ったのは当時西武の松坂大輔。甲子園のスターとして鳴り物入りでプロへと殴りこんできた“怪物”は1年目からいきなり16勝5敗、防御率2.60という成績を残して最多勝のタイトルを獲得。新人王にも輝き、オフの契約更改では5700万円アップの7000万円という大幅増でサインした。2年目は前年よりもやや苦しみながら14勝7敗をマークし、2年連続での最多勝を獲得。最多奪三振のタイトルもゲットし、3000万円アップの1億円でサイン。高卒から3年での1億円突破は史上初であり、現在でも松坂ただ一人しか成し得ていないという快挙である。
3人目は“逆輸入選手”として日本ハムで活躍したマイケル中村。メジャーリーグで2年間プレーした後、04年のオフにテストを経て、ドラフト4位で日本ハムへ入団。1年目は32試合で3勝0敗、防御率2.33の成績を残し、2500万円アップの4000万円で更改すると、2年目の06年に大ブレイク。守護神に抜擢されると、64試合で5勝1敗39セーブ、防御率2.19という好成績を残してチームの日本一に大きく貢献。1億1600万円アップの1億5600万円でサインした。
そして今年、巨人の菅野智之と楽天の則本昂大が揃って“大台”突破。2人だけに留まらず、二刀流を貫いて結果を残した日本ハムの大谷翔平(3000万)や阪神の藤浪晋太郎(4500万)といったところが1億円を超える可能性があると見られている。どちらも高卒でプロ入りを果たした選手であり、松坂以来となる高卒3年での1億突破なるか。野球の話題に乏しいオフシーズン、注目選手の契約更改から目が離せない。
【入団3年目での年俸1億円突破】
1999 打率.315 本塁打34 打点98(3900万円→1億円)
2000 27試合 14勝7敗 防御率3.97 奪三振144(7000万円→1億円)
2006 64試合 5勝1敗39セーブ 防御率2.19 奪三振67(4000万円→1億5600万円)
2014 23試合 12勝5敗 防御率2.33 奪三振122(7000万円→1億1000万円)
2014 30試合 14勝10敗 防御率3.02 奪三振204(6000万円→1億2000万円)
(※金額は推定)
則本は1年目の昨季、ルーキーながら開幕投手を任されるなど、終わってみれば15勝をマーク。チームの優勝に貢献すると、日本シリーズでも開幕投手を務め、3試合に登板し1勝1敗1ホールドと大車輪の活躍。オフには4倍増となる年俸6000万円で更改した。2年目となる今年も開幕戦でいきなり完投勝利を挙げるなど、苦しいチーム状況の中で奮闘。夏場に調子を崩しながらも最後まで最多勝争いを演じるなど、14勝10敗の成績を残し、奪三振204で最多奪三振のタイトルを獲得した。
入団から3年で1億円の“大台”を突破したのは、過去に5人。楽天ではあの田中将大も成し得なかった球団史上初の快挙である。
最初に3年で1億円の壁を破ったのは巨人の高橋由伸。1年目から126試合に出場し、打率.300、19本塁打、75打点という堂々たる成績を残すと、オフに2600万円アップの3900万円で更改。続く2年目も出場は118試合に減らしたものの、前年を上回る打率.315、34本塁打、98打点という成績で一気に6100万円アップの年俸1億円を勝ち取った。
高橋由伸に続いて3年目で年俸1億円を勝ち取ったのは当時西武の松坂大輔。甲子園のスターとして鳴り物入りでプロへと殴りこんできた“怪物”は1年目からいきなり16勝5敗、防御率2.60という成績を残して最多勝のタイトルを獲得。新人王にも輝き、オフの契約更改では5700万円アップの7000万円という大幅増でサインした。2年目は前年よりもやや苦しみながら14勝7敗をマークし、2年連続での最多勝を獲得。最多奪三振のタイトルもゲットし、3000万円アップの1億円でサイン。高卒から3年での1億円突破は史上初であり、現在でも松坂ただ一人しか成し得ていないという快挙である。
3人目は“逆輸入選手”として日本ハムで活躍したマイケル中村。メジャーリーグで2年間プレーした後、04年のオフにテストを経て、ドラフト4位で日本ハムへ入団。1年目は32試合で3勝0敗、防御率2.33の成績を残し、2500万円アップの4000万円で更改すると、2年目の06年に大ブレイク。守護神に抜擢されると、64試合で5勝1敗39セーブ、防御率2.19という好成績を残してチームの日本一に大きく貢献。1億1600万円アップの1億5600万円でサインした。
そして今年、巨人の菅野智之と楽天の則本昂大が揃って“大台”突破。2人だけに留まらず、二刀流を貫いて結果を残した日本ハムの大谷翔平(3000万)や阪神の藤浪晋太郎(4500万)といったところが1億円を超える可能性があると見られている。どちらも高卒でプロ入りを果たした選手であり、松坂以来となる高卒3年での1億突破なるか。野球の話題に乏しいオフシーズン、注目選手の契約更改から目が離せない。
【入団3年目での年俸1億円突破】
高橋由伸(巨人)
1998 打率.300 本塁打19 打点75(1500万円→3900万円)1999 打率.315 本塁打34 打点98(3900万円→1億円)
松坂大輔(当時西武)
1999 25試合 16勝5敗 防御率2.60 奪三振151(1300万円→7000万円)2000 27試合 14勝7敗 防御率3.97 奪三振144(7000万円→1億円)
マイケル中村(当時日本ハム)
2005 32試合 3勝0敗1セーブ 防御率2.31 奪三振47(1500万円→4000万円)2006 64試合 5勝1敗39セーブ 防御率2.19 奪三振67(4000万円→1億5600万円)
菅野智之(巨人)
2013 27試合 13勝6敗 防御率3.12 奪三振155(1500万円→7000万円)2014 23試合 12勝5敗 防御率2.33 奪三振122(7000万円→1億1000万円)
則本昂大(楽天)
2013 27試合 15勝8敗 防御率3.34 奪三振134(1500万円→6000万円)2014 30試合 14勝10敗 防御率3.02 奪三振204(6000万円→1億2000万円)
(※金額は推定)