4月に入り、2カード目に突入したプロ野球2015シーズン。昨日は中日の吉見一起が708日ぶり、阪神の岩本輝が916日ぶりに勝利を挙げるなど、久しぶりに勝利を手にした投手が多かった。

　今日は、広島のエース・前田健太、中日のバルデスが今季2試合目の先発を務める。本日の試合予定と見所は以下の通り。

中日（バルデス）− 巨人（マイコラス）

＜ナゴヤドーム＞
対戦成績
中 2 － 0 巨
・最近の成績
中：●●●○○ ☆2連勝中
巨：○●○●● ※2連敗中

　開幕3連敗のスタートも、本拠地ナゴヤドームで連勝中の中日。今日は中4日でバルデスが先発する。

　バルデスは、初登板となった前回3月28日の阪神戦では、初回に満塁のピンチを招いたが6回3安打無失点に抑えた。今日対戦する巨人打線で気をつけたいのが、一昨年まで中日でプレーしていた井端弘和。今年の５月で40歳を迎えるベテランだが、ここまで打率.389と絶好調。2番に座る井端を封じ、クリーンアップと勝負したい。

　一方の巨人先発マイコラスは、来日公式戦初登板。オープン戦は5試合に登板したが0勝4敗、防御率4.24の成績だった。現在2連敗中のチームに勝利をもたらすような投球を披露することができるのか。

　中日対巨人の一戦は18時00分にプレイボール。

DeNA（高崎）− 広島（前田）

＜横浜＞
対戦成績
De 2 － 0 広
・最近の成績
De：●○●○○ ☆2連勝中
広：●○○●● ※2連敗中

　ヤクルトとの開幕カードを2勝1敗と勝ち越した広島だったが、DeNA戦は0勝2敗と負け越した。3連敗を避けたい広島はエース・前田健太が中5日で先発する。

　前田健は昨季DeNA戦3勝1敗、防御率1.80と相性が良い。また、好調の梶谷隆幸（昨季対戦打率.200）、筒香嘉智（昨季対戦打率.200）と抑え込み、苦手にしていたブランコ（昨季対戦打率.667）がオリックスに移籍。好材料が揃う中、エースがチームの連敗を止めたいところだ。

　対するDeNAは苦手・前田健と対戦するだけに多くの得点を見込めない。そうなると先発の高崎健太郎の投球がカギを握りそうだ。高崎は昨季広島戦の登板は、リリーフでの3試合のみ。主力の菊池涼介、丸佳浩といった打者に対して、1度しか対戦していない。広島打線と対戦が少ないが3連勝をもたらすためにも高崎には、先発としての最低限の役割が求められる。

　DeNA対広島の一戦は18時00分にプレイボールする。

ヤクルト（ロマン）− 阪神（岩崎）

＜神宮＞
対戦成績
ヤ 1 － 1 神
・最近の成績
ヤ：○●●○●
神：○○○●○

　現在4勝1敗でセ・リーグの首位に立っている阪神は、開幕から2カード連続勝ち越しを目指し、ヤクルトとの第3戦に挑む。

　ここまで1点差ゲームが5試合中4試合の阪神は、打線が爆発し投手陣を援護したいところ。得点を多く奪うためには、昨季打点王のゴメスの前に走者を置いて、打席に回したい。そのためには上位打線の出塁が重要になってくる。1番鳥谷敬が打率.318をマークしているが、上本博紀、西岡剛は今ひとつ波に乗れず。彼らが出塁し、クリーンアップに回すことができれば得点が見込めそうだ。

　対するヤクルトは昨季、チーム打率.279、667得点とリーグ1位を記録した打線の調子が上がらない。4番の雄平が打率.450、3打点と調子が良いが、打線の繋がりを欠いている印象だ。そんな中でミレッジが故障で離脱。チームにとって痛いが、ミレッジ、バレンティンが欠いた中でも爆発したような打力を見せたい。

　ヤクルト対阪神の一戦は18時にプレイボール。