ニュース 2015.04.05. 19:55

セ・パの優勝候補がまさかの最下位 巻き返す力はある?

無断転載禁止
広島の緒方孝市監督は同チームを立て直すのか©BASEBALLKING
 開幕前に優勝候補と呼ばれていた広島、オリックスの2チームが思うように勝ち星を伸ばせていない。

 オリックスは中島裕之、小谷野栄一、ブランコ、バリントンなどの大型補強に加え、FA権を取得していたエース金子千尋、守護神・平野佳寿が残留。昨季リーグ優勝したソフトバンクとともに、序盤からパ・リーグを引っ張っていくと思われた。

 いざ開幕すると、昨季リーグ5位西武との開幕カードでまさかの3連敗。打線は、開幕戦から2試合連続完封負けを食らうなど沈黙。ポイントゲッターのブランコは、左膝の故障もあってかこの3試合で打率.083(12打数1安打)と苦しみ、患部が悪化した4月1日に登録抹消された。長打を打てる選手が不在の中、他の選手たちでカバーしていきたいが、今季から主将に就任した糸井嘉男や小谷野栄一、安達了一なども調子が上がってこない状況だ。

 投手陣も先発、リリーフともに今ひとつ。特に勝ちパターンの馬原孝浩、佐藤達也が昨季に比べると安定感を欠いている。2日のソフトバンク戦では、馬原が松田にサヨナラ本塁打を浴びた。中継ぎ陣の不調が目立つなか、4日に右足首を痛めた守護神の平野佳も登録抹消。右肘の手術の影響で調整が遅れるエース・金子千尋と守護神が欠くという非常事態に陥っている。

 一方2年連続Aクラス入りを果たした広島も、野村謙二郎前監督時代に起用してきた若手が育ってきたところに、黒田博樹が8年ぶりに復帰。開幕前にはオリックスと同じく、セ・リーグの優勝候補に挙げられていた。

 13年ぶりに地元で開幕を迎えた広島は、ヤクルトとの開幕カード、ジョンソンが1安打完封、黒田が日本で8年ぶりに勝利投手になるなど2勝1敗と幸先の良いスタートを切った。

 問題はここからだった。3月31日のDeNA戦(横浜)から現在6連敗中。勝利の方程式のヒース、一岡竜司の2人は連敗中、3敗(ヒース1敗、一岡2敗)を喫した。また、昨季11勝3敗1分と強かった延長戦だが、リリーフ陣が安定感を欠いていることもあってか今季0勝4敗と1つも勝てていない。優勝するためには、勝ちパターンの投手の存在が大きいだけに、テコ入れを含め早期復調が求められる。

 打線も4番エルドレッドが右膝の手術で欠いている影響もあり、得点はリーグワースト。得点力不足を解消するために、シャーホルツを緊急補強したが、エルドレッドに代わり開幕から4番を務めていたグスマンが脇腹痛で登録抹消。それでも、春季キャンプから虫垂炎で離脱していたロサリオが5日の中日戦から一軍復帰したという明るい話もある。苦しいチーム状況だが、7日からの巨人戦は開幕カード以来の本拠地での戦いになる。ここで立て直して勢いを取り戻したい。

 とはいえ、セ・パの優勝候補と呼ばれた2チームが4月5日終了時点で、両リーグの最下位となっている。シーズンはまだ始まったばかり。両チームの巻き返しに期待したい。

【PR】オリックス・バファローズを観戦するなら「DAZN Baseball」

今季リーグ4連覇と日本一奪還を目指すオリックス。エースの山本由伸が抜けた穴を埋めるのは宮城大弥か山下舜平大か先発陣の活躍に注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西