○ 楽天 1x - 0 ソフトバンク ●
<2回戦 コボスタ宮城>
楽天が連夜の延長戦に終止符を打ち、今シーズン本拠地・仙台での初勝利を挙げた。
前日は延長12回・4時間27分の死闘の末、“スコアレスドロー”に終わっていた両チーム。この日も、両投手陣が意地を見せる。
楽天先発の美馬学が9回119球、5安打無失点の快投を見せれば、ソフトバンク先発・武田翔太も9回を128球、3安打無失点とこちらも譲らず。試合はまたも両者無得点のまま、2試合連続の延長戦に突入する。
長い長い沈黙が破られたのは、10回。表に二死一、二塁のピンチを凌いで迎えた楽天の攻撃は、先頭の阿部俊人がソフトバンク2番手・飯田優也から四球を選んで出塁。すると、続く代打の牧田明久が警戒される中きっちりと送りバントを決めて一死二塁とサヨナラのチャンスを作る。
ソフトバンクベンチはここで1番の松井稼頭央を敬遠し、2番の藤田一也との勝負を選択。ところが、藤田への2球目のスライダーがワイルドピッチとなり、走者がそれぞれ進塁。一死二三塁、カウント2ボールとなったところで藤田も敬遠し、満塁となって3番の岡島豪郎との勝負になる。
その岡島は一死満塁からの初球を迷わず振りぬくと、打球は左中間へ。微妙な距離、微妙な位置の打球はレフト・塚田がキャッチし決死のバックホームもわずかに及ばず、俊足の阿部がホームに滑り込んだ。
ガッツポーズの岡島に、駆け寄るチームメイト。大久保博元監督も選手たちに負けじと走り、殊勲の25歳を讃えた。
昨日から21イニング半、両軍合わせてスコアボードに43個の「0」が並んだまさに“ゼロ行進”。時間にして2試合合計7時間43分の沈黙を破った楽天が勝利を収め、大久保博元監督がうれしい本拠地初勝利と初のサヨナラ勝ちを一気に掴んだ。
<2回戦 コボスタ宮城>
楽天が連夜の延長戦に終止符を打ち、今シーズン本拠地・仙台での初勝利を挙げた。
前日は延長12回・4時間27分の死闘の末、“スコアレスドロー”に終わっていた両チーム。この日も、両投手陣が意地を見せる。
楽天先発の美馬学が9回119球、5安打無失点の快投を見せれば、ソフトバンク先発・武田翔太も9回を128球、3安打無失点とこちらも譲らず。試合はまたも両者無得点のまま、2試合連続の延長戦に突入する。
長い長い沈黙が破られたのは、10回。表に二死一、二塁のピンチを凌いで迎えた楽天の攻撃は、先頭の阿部俊人がソフトバンク2番手・飯田優也から四球を選んで出塁。すると、続く代打の牧田明久が警戒される中きっちりと送りバントを決めて一死二塁とサヨナラのチャンスを作る。
ソフトバンクベンチはここで1番の松井稼頭央を敬遠し、2番の藤田一也との勝負を選択。ところが、藤田への2球目のスライダーがワイルドピッチとなり、走者がそれぞれ進塁。一死二三塁、カウント2ボールとなったところで藤田も敬遠し、満塁となって3番の岡島豪郎との勝負になる。
その岡島は一死満塁からの初球を迷わず振りぬくと、打球は左中間へ。微妙な距離、微妙な位置の打球はレフト・塚田がキャッチし決死のバックホームもわずかに及ばず、俊足の阿部がホームに滑り込んだ。
ガッツポーズの岡島に、駆け寄るチームメイト。大久保博元監督も選手たちに負けじと走り、殊勲の25歳を讃えた。
昨日から21イニング半、両軍合わせてスコアボードに43個の「0」が並んだまさに“ゼロ行進”。時間にして2試合合計7時間43分の沈黙を破った楽天が勝利を収め、大久保博元監督がうれしい本拠地初勝利と初のサヨナラ勝ちを一気に掴んだ。