○ 巨人 5 － 3 中日 ●
＜6回戦・東京ドーム＞

　巨人が接戦をモノにし2カードぶりの勝ち越し。対する中日は終盤に守備が乱れ、谷繁兼任監督の3000試合出場を勝利で飾れなかった。

　巨人は0－0で迎えた4回、二死から一軍復帰即4番に座った大田がセンター前ヒットでチャンスメイク。さらに続く井端もレフト前ヒットで続くと、一、二塁から6番村田が先制3ランを放ち、一気に3点を先制した。

　大田は6回の第3打席でレフト線へ、8回の第4打席でも右中間へ二塁打を放ち、いずれも豪快なヘッドスライディング。打つだけではなく、スピード溢れる好走塁でもファンを魅了し、新しい4番の形を復帰戦で示した。

　これには原監督も「ファームでやってきた同じ形のものを出してくれた。いいスタートを切った」と合格点。一方で「これを続けることが大事」と注文も忘れなかった。

　試合は3－3の同点で迎えた7回、無死二、三塁から中日守備陣のミスで労せず勝ち越し。さらに一死満塁から、代打・高橋由が押し出し四球を選んだ。

　対する中日は、サード・高橋周のダブルエラー、2番手・田島の押し出し四球と守りで自滅。先発のバルデスは粘りの投球を見せたが、7回途中5失点（自責3）の内容で、またしても来日初白星を逃した。