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なにが起きた!? “インフィールドフライ”でまさかの決着も広島・大瀬良が今季初勝利!

○ 広島 3x - 2 巨人 ●
<6回戦・マツダ>

 まさかの幕切れだった。

 2-2で迎えた9回、広島は一死満塁のチャンスを作り、打席には代打の切り札・小窪哲也。巨人の4人目・マシソンの高めの速球を打ち上げると、打球は投手と捕手の間に。

 マシソンが指差し、野手に指示を送るも、これを追った一塁手のフランシスコと三塁手の村田修一がこれをお見合い。2人の間に打球が落ち、慌ててそれを拾ったフランシスコが三塁走者の野間峻祥よりも先に本塁を踏んで球審がアウトの宣告。次の場面に移ろうとした。

 ところが、これに広島の石井琢朗三塁コーチが猛抗議。緒方孝市監督もベンチを飛び出して抗議すると、今度は球審がセーフのジャッジ。一塁側ベンチが歓喜に湧いた。

 ここで問題となったのが、“インフィールドフライ”の扱い。そもそもインフィールドフライとは、「無死か一死の場面で、走者が一二塁か満塁の状態の時に、フェアゾーンに飛んだフライを内野手が通常の守備を行えば容易に捕球できるであろう時に審判が宣告することによって、打者が即アウトになるプレー」のこと。

 野手がフライを捕球する・しないに関わらず、フライが上がっている状態でアウトが宣告され、これによってフライを故意に落球し、複数の走者を併殺にしようとするのを防止するためのルールである。

 今回のケースでも、インフィールドフライが宣告された時点で打者の小窪はアウト。その時点で本塁はフォースプレーではなく、タッチプレーの扱いとなる。

 しかし、打球を拾った巨人の一塁手・フランシスコはホームを踏んだだけに留まり、その後にホームを駆け抜けた野間にはタッチをしていない。ということは野間はまだ生きた状態の走者であり、サヨナラのホームを踏んだことが認められたのだ。

 歓喜に沸く一塁側と、満員のファンで埋まったマツダスタジアムのスタンド。グラウンドには困惑した様子の巨人の選手たちと、抗議する原辰徳監督というなんともいえない幕切れとなったが、判定は覆ることなく、広島のサヨナラ勝ちとなった。

 なにはともあれ、これで9回を2失点で投げ抜いた広島の大瀬良大地に白星がついた。開幕から好投を続けながらも運に見放された2年目右腕が、5度目の登板にして待望の今季初勝利を挙げた。
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