開幕からあっという間に1カ月が過ぎ、大型連休の連戦も終えた2015シーズン。ここまででよく聞かれるのが、本塁打の少なさ、得点の少なさを嘆く声だ。
特にセ・リーグの本塁打王争いでは、DeNAの筒香嘉智とヤクルト・畠山和洋が記録している7本が最高。
昨年の同じ時期を振り返ると、ヤクルトのバレンティンが11本でホームランダービーのトップを走り、広島のエルドレッドと巨人のロペスが10本。3人が2ケタ台に乗せていただけに、少し物足りなさも感じてしまう。
DeNAとヤクルトはここまでで共に34試合を消化しており、共に本塁打は7本。143試合に換算すると、29.4本ペースになる。
パ・リーグでは、12年に西武の中村剛也が27本で本塁打王に輝いており、その前では95年に当時・ダイエーの小久保裕紀が28本で本塁打王を獲得したという年があったが、セ・リーグでは20本台の本塁打王というのが長らく出ていない。
最後にセ・リーグで20本台の本塁打王に輝いたのは、61年の巨人・長嶋茂雄まで遡る。今年このままのペースでいけば、実に54年ぶりの珍事だ。
また、このままの“スローペース”で筒香と畠山の逃げ切りが実現すれば、セ・リーグでは08年の村田修一以来、7年ぶりの日本人キングの誕生となるが、固め打ちができる大砲が未だ眠っているというのも事実。1本差の3位で虎視眈々と逆転を狙うDeNAのホセ・ロペスはもちろんのこと、二軍には5月末の復帰を目指す昨年の本塁打王、広島のブラッド・エルドレッドが控えている。
エルドレッドは昨シーズン、117試合で37本の本塁打を記録しており、そのパワーは誰もが認めるところ。
それも3・4月~7月まで4カ月続けて8本塁打以上をマークするなど、序盤戦で33本を固め打ち。その爆発力は猛威をふるっていただけに、復帰した後、一気の巻き返しで2年連続キングなんてこともありえないとは言い切れない。
セ・リーグ7年ぶりの日本人キング誕生はなるのか…?54年ぶりの20本台キングは…?混迷を極めるセ界の本塁打王争いから目が離せない。
特にセ・リーグの本塁打王争いでは、DeNAの筒香嘉智とヤクルト・畠山和洋が記録している7本が最高。
昨年の同じ時期を振り返ると、ヤクルトのバレンティンが11本でホームランダービーのトップを走り、広島のエルドレッドと巨人のロペスが10本。3人が2ケタ台に乗せていただけに、少し物足りなさも感じてしまう。
DeNAとヤクルトはここまでで共に34試合を消化しており、共に本塁打は7本。143試合に換算すると、29.4本ペースになる。
パ・リーグでは、12年に西武の中村剛也が27本で本塁打王に輝いており、その前では95年に当時・ダイエーの小久保裕紀が28本で本塁打王を獲得したという年があったが、セ・リーグでは20本台の本塁打王というのが長らく出ていない。
最後にセ・リーグで20本台の本塁打王に輝いたのは、61年の巨人・長嶋茂雄まで遡る。今年このままのペースでいけば、実に54年ぶりの珍事だ。
また、このままの“スローペース”で筒香と畠山の逃げ切りが実現すれば、セ・リーグでは08年の村田修一以来、7年ぶりの日本人キングの誕生となるが、固め打ちができる大砲が未だ眠っているというのも事実。1本差の3位で虎視眈々と逆転を狙うDeNAのホセ・ロペスはもちろんのこと、二軍には5月末の復帰を目指す昨年の本塁打王、広島のブラッド・エルドレッドが控えている。
エルドレッドは昨シーズン、117試合で37本の本塁打を記録しており、そのパワーは誰もが認めるところ。
それも3・4月~7月まで4カ月続けて8本塁打以上をマークするなど、序盤戦で33本を固め打ち。その爆発力は猛威をふるっていただけに、復帰した後、一気の巻き返しで2年連続キングなんてこともありえないとは言い切れない。
セ・リーグ7年ぶりの日本人キング誕生はなるのか…?54年ぶりの20本台キングは…?混迷を極めるセ界の本塁打王争いから目が離せない。