ニュース 2015.05.14. 16:00

作戦?それとも苦し紛れ? ここ4年で9人起用…原監督の“4番破壊”

 “変幻自在”――。昨シーズン巨人を率いてセ・リーグ3連覇を成し遂げた原辰徳監督の采配は、そう評された。

 全144試合で113通りのオーダーを試し、クライマックス・シリーズでもすべての試合に違うオーダーで臨んだ指揮官。球団創設80周年の節目の年で、苦しいチームをどうにかやりくりして優勝へと導いた手腕は賞賛を受けたが、昨年のシーズン終了報告の際には「今年(14年)は100何通りのオーダーがありましたが、来季はその10分の1くらいになるように頑張ります」と今シーズンへの決意を語っていた。

 ところが、今シーズンも昨年同様オーダーに苦心する日々が続く。

 特に気になるポイントといえば、4番打者。日本ではチームの最強打者を配置するという考えが浸透しており、“打線の顔”とも言えるポジションになるが、今シーズンだけでもすでに4人の選手が務めた。

 巨人の4番打者といえば、新聞やテレビなどで“第○代”と数えられ報じられる注目度の高いポジションであるが、自身も第48代4番を務めた原監督は、「横綱じゃないんだから」と“聖域”的な扱いをすることに否定的なコメントも残していた。

 今年ここまでを振り返ってみると、開幕4番の阿部慎之助は13試合で4番を張ったが、不振でその座を外れると、左大腿二頭筋の肉離れで戦線を離脱。阿部に代わって4番に入った坂本勇人も、13試合に4番でスタメン出場した後、ふくらはぎの張りでプロ入り後初となる故障による登録抹消を味わうなど、4番に入る打者に次々と受難が襲う。

 この緊急事態に、4月29日には8年目の中井大介がプロ初の4番抜擢したが、わずかに2打席を終えたところで守備から途中交代。翌日からは故障から復帰の大田泰示を4番に据え、坂本が復帰した13日からは坂本をすぐに4番に置いている。

 ここ4年で9人の4番を起用し、そのうち中井とジョン・ボウカーはわずかに1試合、ホセ・ロペスは3試合のみの起用で終わるなど、“聖域”となっていた巨人の4番という概念を打ち壊しつつある原監督。

 最近では初昇格になる橋本到をいきなり3番で起用したかと思えば、移籍後初昇格となった堂上剛裕を、活躍した翌日にすぐに3番に持ってくるなど、3番に調子のいい選手を配置する傾向が見えている中で、その後ろを打つ4番打者の重要度というのは増してくる。

 今年も苦しい事情の中で、日替わりオーダーを駆使してしぶとく勝ち残っている巨人。2度目の監督就任から今年でちょうど10年を迎える指揮官が、チームをリーグ4連覇へと導くか――。毎日のように変動する巨人のオーダーから目が離せない。

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