○ 中日 11 － 6 広島 ●
＜8回戦・豊橋＞

　34歳の誕生日を迎えた中日・藤井が、地元・豊橋で2年連続となる大活躍。代打で登場した6回に追撃タイムリーを放つと、続く7回には逆転3ランを放ち、地元ファンの喝采を浴びながらダイヤモンドを一周した。

　昨年のサヨナラ弾に続き、またしても凱旋試合でミラクルな活躍を見せた。藤井は2－5で迎えた6回、二死二塁の場面で投手・祖父江の代打で登場。地元ファンの声援を背に打席に入ると、2点差に迫るタイムリーを放ち大歓声を受けた。

　さらに4－5で迎えた7回には、二死二、三塁の場面で打席へ。敬遠も考えられる場面だったが、広島3番手・今村の高めの変化球を迷わず振り抜くと、打球は左中間スタンドへ突き刺さる逆転3ランとなった。藤井は打った瞬間ガッツポーズを作ると、着弾を見届けたあとも何度も拳を突き上げながら7点目のホームを踏んだ。

　この日の藤井は途中出場ながら4打点の活躍。チームも藤井に乗せられ、0－5のビハインドから11－6の大逆転勝利。これで連勝を4に伸ばし、貯金を再び1とした。

　再び地元のお立ち台に立った背番号4は「ここまでいい結果が出るとは思っていなかった。いいところで代打で使ってもらって、予想以上の声援をいただけた」と地元ファンに感謝。さらに「最高の誕生日になりました」と続け、最後は「豊橋を離れて16年になりますが、豊橋が大好きです！」と締め括った。