今日の巨人戦で、阪神のドラフト1位ルーキー・横山雄哉がプロ初登板・初先発する。

　横山は開幕二軍スタートとなったが、二軍の先発ローテーションに定着し、8試合に登板して2勝4敗、防御率3.05の成績を残している。二軍ではあるが、ジャイアンツ球場で行われた4月25日の巨人との交流戦に先発。その登板では、3回1/3を投げ、7安打9失点と打ち込まれ、3本の本塁打を浴びた。

　今日の登板で悔しさを晴らしたい横山には、ある期待がかかる。それは、球団史上初となる伝統の一戦でのプロ初登板、初先発勝利だ。ドラフト制以降では91年の湯舟敏郎、96年の舩木聖士、10年の秋山拓巳の3人が挑戦したが、いずれも敗戦投手になっている。今日の登板で横山は、球団史上初の快挙を達成することができるのだろうか。

　一方の巨人は、ルーキーに抑え込まれるわけにはいかないと考えているだろう。今日の試合では、1番での出場が予想される大田泰示の打撃がカギを握りそうだ。大田は4月25日の阪神との二軍交流戦で、今日先発する横山から一発を放っている。

　大田は昇格後4番を務めていたが、坂本勇人が故障から復帰後は、主に1番を任されている。今日の試合でも先頭打者として出塁し、横山にプレッシャーを与えていきたい。

【21日の試合予定】
阪神（横山）－巨人（マイコラス）
・最近5試合の成績
神（4位）：○●●●○
巨（2位）：○○●○●

ヤクルト（成瀬）－DeNA（三嶋）
・最近5試合の成績
ヤ（5位）：●●○○●
De（1位）：○○●●○