ニュース 2015.05.22. 12:12

ようやくエンジンに火?パで増加する本塁打

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14本でホームランダービートップをひた走る日本ハム・中田翔 ©BASEBALLKING
 開幕直後から本塁打の減少が話題となったプロ野球2015年シーズン。「投高打低」を嘆く声も多かったが、ここに来てようやくパ・リーグの打者にエンジンがかかってきたような兆しがある。

 21日、行われた3試合の合計本塁打は16本。もちろん今シーズン最多の数であり、ロッテは5年ぶりとなる1試合5本塁打、ソフトバンクは2年ぶり、オリックスは5年ぶりの1試合4本塁打と記録ずくめのど派手な一夜となった。

 3・4月のパの月間総本塁打は29日間の開催で93本。1試合平均は3.2本で、3年ぶりに月間100本台を割るという結果に。

 ところが、5月はここまで18日間で100本ちょうど。1試合平均は5.6本と1試合当たり2本ほど増加している。

 もちろん昨日の16本という猛チャージもこの結果に大きく作用しているのだが、1日に0本塁打、すなわち本塁打が1本も出なかった日というのが、3・4月は5日間あったのに対し、5月はここまで1日だけ。それもその日はパ・リーグで1カードしか行われていない日ということで、全体的に各チームの打線が活発になってきていると言える。

 徐々にエンジンに火が点き始めたパ・リーグの各打線。来週から始まる交流戦でも、セ・リーグ投手陣を相手にその牙を剥くか――。今年から“リーグ対抗”色の強まった新システムで行われる交流戦における注目ポイントのひとつとなりそうだ。

【5月好調なパの打撃陣】
● ソフトバンク
月間本塁打:18(前月比マイナス3)
連続本塁打・最長:6試合(4月=4試合)
連続未本塁打・最長:2試合(4月=7試合)

● 日本ハム
月間本塁打:13(前月比マイナス6)
連続本塁打・最長:2試合(4月=5試合)
連続未本塁打・最長:4試合(4月=4試合)

● 西武
月間本塁打:22(前月比プラス5)
連続本塁打・最長:8試合(4月=4試合)
連続未本塁打・最長:2試合(4月=4試合)

● ロッテ
月間本塁打:23(前月比プラス13)
連続本塁打・最長:7試合(4月=3試合)
連続未本塁打・最長:2試合(4月=6試合)

● 楽天
月間本塁打:9(前月比マイナス2)
連続本塁打・最長:3試合(4月=3試合)
連続未本塁打・最長:5試合(4月=3試合)

● オリックス
月間本塁打:15(前月比プラスマイナス0)
連続本塁打・最長:3試合(4月=4試合)
連続未本塁打・最長:2試合(4月=6試合)

☆ 5月の個人本塁打トップ3
1位 8本 クルーズ(ロッテ)
2位 7本 李大浩(ソフトバンク)
3位 6本 森友哉(西武)
3位 6本 中田翔(日本ハム)

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