チーム打率.235はリーグ4位だが、セ・リーグの規定打席到達者の10傑に巨人の選手の名前が一人もいない。それどころか、2割5分を超える選手が誰もいないという状況だ。

　チーム打率.225でリーグワーストの阪神も10位以内に誰もいないが、ゴメスが打率.275で12位にランクインしている。だが、巨人の規定打席到達者の最上位選手は、打率.247の井端弘和。次いで、村田修一（打率.244）、片岡治大（打率.228）、坂本勇人（打率.213）と2割5分を切る選手の名前が並ぶ。

　主将に就任した坂本は、春先に強く、夏場に打撃の調子を落としていくイメージが強い。今季は主将のプレッシャーなのか、ここまで思うような打撃を披露できていない印象だ。『4番・遊撃』で先発出場した21日の阪神戦でも、4打数0安打に終わっている。

　ただ、故障で離脱していた期間があった関係で、規定打席に到達していない選手がいることを忘れてはならない。阿部慎之助や亀井善行といった主力2人の打率は、2割8分以上をマークしている。さすがにシーズンが終わったときに、巨人の規定打席到達した最上位選手が、打率.2割5分を切るということはないだろう。

巨人の規定打席到達者

井端弘和
今季成績：44試 率.247 本0 点9

村田修一
今季成績：41試 率.244 本3 点9

片岡治大
今季成績：42試 率.228 本4 点8

坂本勇人
今季成績：34試 率.213 本1 点15

※記録は5月21日終了時点のもの