日本ハム － ソフトバンク
＜5回戦・札幌ドーム＞

　日本ハムの大谷が、好調なソフトバンク打線に捕まり7回途中5失点で降板。期待された開幕7戦7勝の球団新記録を逃した。

　大谷は14日の西武戦で勝利投手となり、1979年の高橋直、96年の西崎と並ぶ開幕6戦6勝を達成。この日のマウンドでチーム新記録となる7戦7勝を狙ったが、終盤にまさかの落とし穴が待っていた。

　大谷は初回に二死二塁のピンチを招くも、4番内川をショートゴロに打ち取り無失点。2回以降は力強い直球と角度のあるフォークを軸に、6回までの5イニングは1本のヒットも許さなかった。

　しかし3－0で迎えた7回、一死から途中出場の高田にこの試合2本目のヒットを許すと、二死から四球とヒットで満塁。ここで代打・吉村にセンター前への2点タイムリーを打たれ1点差に迫られた。

　1番今宮にも四球を与え再び満塁とされたあと、昨季も被打率.364と苦手としていた2番中村の打席で痛恨のワイルドピッチ。これで3－3の同点とされると、さらに中村に勝ち越し2点タイムリーをセンター前に運ばれ、大谷は6回2/3、5失点の内容でマウンドを降りた。

　6回までは完璧な投球を見せていたが、7回だけで4安打、2四球と崩れまさかの降板。それでも日本ハムは8回裏に4番中田が起死回生の同点2ランを放ち、大谷の今季初黒星を打ち消した。