いよいよ開幕する2015年の交流戦。今年から規模がまた少し縮小し、3連戦×6カード、6連戦×3週間のコンパクトな戦いへと生まれ変わる。
今シーズン、新しくなった交流戦を首位で迎えるのがDeNAと日本ハムの2チーム。日本ハムは4年ぶり、DeNAは初めて首位で迎える交流戦になるが、これまで交流戦を首位で迎えたチームは、最終的にどの位置でシーズンを終えているのだろうか。
過去10年の交流戦前の首位チームとその年の最終成績を調査し、これまでの傾向を探ってみると、首位チームにとってはやや苦しいデータが出てきた。
過去10年間、首位で交流戦を迎えたセ・パ合わせて20チームのうち、優勝まで突っ走っていったのは6チームだけ。70%にあたる14チームが、シーズンのどこかで首位の座を明け渡している。
さらに、優勝を逃した14チームのうち、交流戦期間中に首位から陥落したのが7チーム。実に半数が交流戦で躓いているのだ。
同一リーグのチームが全て勝つということもあり得る交流戦においては、少しの失速も命取り。現在2位と2ゲーム差の首位に立つDeNAと、1ゲーム差の日本ハムは、交流戦でその差を広げ、逃げの体勢へと持ち込むことができるか。
過去の傾向的には厳しい戦いが予想される両リーグの首位チームに注目だ。
【交流戦を首位で迎えたチームのその後...】
● 2005年 = 36試合制(5/6~6/16)
<優勝:ロッテ>
・交流戦前後の成績
セ:中日 20勝9敗 → 35勝30敗(2位)
パ:ロッテ 24勝8敗 → 48勝19敗1分(1位)
・シーズン結果
セ:中日 79勝66敗1分(2位) [優勝=阪神・87勝54敗5分]
パ:ロッテ 84勝49敗3分(優勝)☆
※勝率ではソフトバンクに次いで2位も、プレーオフ(当時)を勝ち上がって優勝。
● 2006年 = 36試合制(5/9~6/18)
<優勝:ロッテ>
・交流戦前後の成績
セ:巨人 21勝9敗2分 → 34勝32敗2分(3位)
パ:西武 20勝14敗 → 39勝30敗1分(2位)
・シーズン結果
セ:巨人 65勝79敗2分(4位) [優勝=中日・87勝54敗5分]
パ:西武 80勝54敗2分(2位) [優勝=日本ハム・82勝54敗]
● 2007年 = 24試合制(5/22~6/24)
<優勝:日本ハム>
・交流戦前後の成績
セ:巨人 27勝18敗 → 42勝27敗(1位)
パ:ソフトバンク 28勝18敗2分 → 39勝31敗2分(3位)
・シーズン結果
セ:巨人 80勝63敗1分(優勝)☆
パ:ソフトバンク 73勝66敗5分(3位) [優勝=日本ハム・79勝60敗5分]
● 2008年 = 24試合制(5/20~6/22)
<優勝:ソフトバンク>
・交流戦前後の成績
セ:阪神 28勝13敗1分 → 43勝22敗1分(1位)
パ:西武 29勝16敗1分 → 39勝30敗1分(1位)
・シーズン結果
セ:阪神 82勝59敗3分(2位) [優勝=巨人・84勝57敗3分]
パ:西武 76勝64敗4分(優勝)☆
● 2009年 = 24試合制(5/19~6/21)
<優勝:ソフトバンク>
・交流戦前後の成績
セ:巨人 25勝10敗3分 → 37勝19敗6分(1位)
パ:日本ハム 23勝14敗 → 35勝25敗1分(2位)
・シーズン結果
セ:巨人 89勝46敗9分(優勝)☆
パ:日本ハム 82勝60敗2分(優勝)☆
● 2010年 = 24試合(5/12~6/13)
<優勝:オリックス>
・交流戦前後の成績
セ:巨人 24勝12敗 → 36勝24敗(1位)
パ:西武 25勝16敗 → 39勝26敗(1位)
・シーズン結果
セ:巨人 79勝64敗1分(3位) [優勝=中日・79勝62敗3分]
パ:西武 78勝65敗1分(2位) [優勝=ソフトバンク・76勝63敗6分]
● 2011年 = 24試合制(5/17~6/19)
<優勝:ソフトバンク>
・交流戦前後の成績
セ:ヤクルト 15勝7敗3分 → 25勝19敗5分(1位)
パ:日本ハム 16勝9敗1分 → 32勝17敗1分(2位)
・シーズン結果
セ:ヤクルト 70勝59敗15分(2位) [優勝=中日・75勝59敗10分]
パ:日本ハム 72勝65敗7分(2位) [優勝=ソフトバンク・88勝46敗10分]
● 2012年 = 24試合制(5/16~6/17)
<優勝:巨人>
・交流戦前首位
セ:中日 20勝12敗6分 → 32勝20敗10分(1位)
パ:ロッテ 20勝12敗2分 → 32勝19敗7分(1位)
・シーズン結果
セ:中日 75勝53敗16分(2位) [優勝=巨人・86勝43敗1分]
パ:ロッテ 62勝67敗15分(5位) [優勝=日本ハム・74勝59敗11分]
● 2013年 = 24試合制(5/14~6/16)
<優勝:ソフトバンク>
・交流戦前首位
セ:巨人 24勝12敗2分 → 37勝22敗3分(1位)
パ:ロッテ 22勝14敗 → 35勝24敗1分(1位)
・シーズン結果
セ:巨人 84勝53敗7分(優勝)☆
パ:ロッテ 74勝68敗2分(3位) [優勝=楽天・82勝59敗3分]
● 2014年 = 24試合制(5/20~6/22)
<優勝:巨人>
・交流戦前首位
セ:広島 27勝15敗 → 36勝30敗(2位)
パ:オリックス 27勝15敗 → 41勝25敗(1位)
・シーズン結果
セ:広島 74勝68敗2分(3位) [優勝=巨人・82勝61敗1分]
パ:オリックス 80勝62敗2分(2位) [優勝=ソフトバンク・78勝60敗6分]
今シーズン、新しくなった交流戦を首位で迎えるのがDeNAと日本ハムの2チーム。日本ハムは4年ぶり、DeNAは初めて首位で迎える交流戦になるが、これまで交流戦を首位で迎えたチームは、最終的にどの位置でシーズンを終えているのだろうか。
過去10年の交流戦前の首位チームとその年の最終成績を調査し、これまでの傾向を探ってみると、首位チームにとってはやや苦しいデータが出てきた。
過去10年間、首位で交流戦を迎えたセ・パ合わせて20チームのうち、優勝まで突っ走っていったのは6チームだけ。70%にあたる14チームが、シーズンのどこかで首位の座を明け渡している。
さらに、優勝を逃した14チームのうち、交流戦期間中に首位から陥落したのが7チーム。実に半数が交流戦で躓いているのだ。
同一リーグのチームが全て勝つということもあり得る交流戦においては、少しの失速も命取り。現在2位と2ゲーム差の首位に立つDeNAと、1ゲーム差の日本ハムは、交流戦でその差を広げ、逃げの体勢へと持ち込むことができるか。
過去の傾向的には厳しい戦いが予想される両リーグの首位チームに注目だ。
【交流戦を首位で迎えたチームのその後...】
● 2005年 = 36試合制(5/6~6/16)
<優勝:ロッテ>
・交流戦前後の成績
セ:中日 20勝9敗 → 35勝30敗(2位)
パ:ロッテ 24勝8敗 → 48勝19敗1分(1位)
・シーズン結果
セ:中日 79勝66敗1分(2位) [優勝=阪神・87勝54敗5分]
パ:ロッテ 84勝49敗3分(優勝)☆
※勝率ではソフトバンクに次いで2位も、プレーオフ(当時)を勝ち上がって優勝。
● 2006年 = 36試合制(5/9~6/18)
<優勝:ロッテ>
・交流戦前後の成績
セ:巨人 21勝9敗2分 → 34勝32敗2分(3位)
パ:西武 20勝14敗 → 39勝30敗1分(2位)
・シーズン結果
セ:巨人 65勝79敗2分(4位) [優勝=中日・87勝54敗5分]
パ:西武 80勝54敗2分(2位) [優勝=日本ハム・82勝54敗]
● 2007年 = 24試合制(5/22~6/24)
<優勝:日本ハム>
・交流戦前後の成績
セ:巨人 27勝18敗 → 42勝27敗(1位)
パ:ソフトバンク 28勝18敗2分 → 39勝31敗2分(3位)
・シーズン結果
セ:巨人 80勝63敗1分(優勝)☆
パ:ソフトバンク 73勝66敗5分(3位) [優勝=日本ハム・79勝60敗5分]
● 2008年 = 24試合制(5/20~6/22)
<優勝:ソフトバンク>
・交流戦前後の成績
セ:阪神 28勝13敗1分 → 43勝22敗1分(1位)
パ:西武 29勝16敗1分 → 39勝30敗1分(1位)
・シーズン結果
セ:阪神 82勝59敗3分(2位) [優勝=巨人・84勝57敗3分]
パ:西武 76勝64敗4分(優勝)☆
● 2009年 = 24試合制(5/19~6/21)
<優勝:ソフトバンク>
・交流戦前後の成績
セ:巨人 25勝10敗3分 → 37勝19敗6分(1位)
パ:日本ハム 23勝14敗 → 35勝25敗1分(2位)
・シーズン結果
セ:巨人 89勝46敗9分(優勝)☆
パ:日本ハム 82勝60敗2分(優勝)☆
● 2010年 = 24試合(5/12~6/13)
<優勝:オリックス>
・交流戦前後の成績
セ:巨人 24勝12敗 → 36勝24敗(1位)
パ:西武 25勝16敗 → 39勝26敗(1位)
・シーズン結果
セ:巨人 79勝64敗1分(3位) [優勝=中日・79勝62敗3分]
パ:西武 78勝65敗1分(2位) [優勝=ソフトバンク・76勝63敗6分]
● 2011年 = 24試合制(5/17~6/19)
<優勝:ソフトバンク>
・交流戦前後の成績
セ:ヤクルト 15勝7敗3分 → 25勝19敗5分(1位)
パ:日本ハム 16勝9敗1分 → 32勝17敗1分(2位)
・シーズン結果
セ:ヤクルト 70勝59敗15分(2位) [優勝=中日・75勝59敗10分]
パ:日本ハム 72勝65敗7分(2位) [優勝=ソフトバンク・88勝46敗10分]
● 2012年 = 24試合制(5/16~6/17)
<優勝:巨人>
・交流戦前首位
セ:中日 20勝12敗6分 → 32勝20敗10分(1位)
パ:ロッテ 20勝12敗2分 → 32勝19敗7分(1位)
・シーズン結果
セ:中日 75勝53敗16分(2位) [優勝=巨人・86勝43敗1分]
パ:ロッテ 62勝67敗15分(5位) [優勝=日本ハム・74勝59敗11分]
● 2013年 = 24試合制(5/14~6/16)
<優勝:ソフトバンク>
・交流戦前首位
セ:巨人 24勝12敗2分 → 37勝22敗3分(1位)
パ:ロッテ 22勝14敗 → 35勝24敗1分(1位)
・シーズン結果
セ:巨人 84勝53敗7分(優勝)☆
パ:ロッテ 74勝68敗2分(3位) [優勝=楽天・82勝59敗3分]
● 2014年 = 24試合制(5/20~6/22)
<優勝:巨人>
・交流戦前首位
セ:広島 27勝15敗 → 36勝30敗(2位)
パ:オリックス 27勝15敗 → 41勝25敗(1位)
・シーズン結果
セ:広島 74勝68敗2分(3位) [優勝=巨人・82勝61敗1分]
パ:オリックス 80勝62敗2分(2位) [優勝=ソフトバンク・78勝60敗6分]