○ ナショナルズ 7 － 5 カブス ●
＜現地時間6月5日　ナショナルズ・パーク＞

　カブスの和田毅は現地時間5日（日本時間6日）、敵地でのナショナルズ戦に4度目となる先発登板。今季初勝利を狙ったが、4回までに9安打を許し5失点。チームも敗れ、今季初黒星を喫した。

　和田は初回、二死から3番ハーパーに四球を与えたが、4番レンドンを見逃し三振に仕留め、無失点スタートを切った。

　しかし0－0で迎えた2回、先頭の5番ラモスにライト前ヒットを許すと、続くデズモンドにはレフトへの痛烈な二塁打を打たれ二、三塁。さらに7番エスピノザにも、甘くなった直球を叩かれると、これがレフトスタンドに飛び込む3ランとなった。

　3回も先頭打者からの連打を浴びたが、ここはナショナルズの拙攻にも助けられ無失点。だが1－3の4回、またも先頭打者の出塁を許すと、3ランを打たれているエスピノザに今度は二塁打を打たれ、無死二、三塁のピンチを招いた。

　和田にとっては踏ん張りどころだったが、続く8番テイラーに犠牲フライを打たれ1－4。さらに一死一、三塁から、1番スパンにもセンター前へ弾き返され、5失点目を喫した。次打者を内野ゴロに打ち取るも、3番ハーパーを敬遠で歩かせ二死満塁としたところで和田は降板。続くピンチは、2番手・ジャクソンがしっかりと凌いだ。

　この日の和田は3回2/3を投げ、3ランを含む9安打と打ち込まれた。さらに2四球を与えるなど制球面でも苦しみ、防御率は4.19となった。

　カブスは2番リゾが2打席連続弾を放つなど、打撃陣が粘りを見せるも一歩及ばず。結果的に和田の乱調が響く結果となり、昨日に続く連勝とはならなかった。