交流戦が終了し、19日からリーグ戦が再開する。セ・リーグは上位の巨人とDeNAが交流戦で躓いたこともあり、首位巨人から最下位広島まで4.5ゲーム差と混戦だ。
首位を走る巨人は、12球団で唯一チーム防御率2点台の投手陣。先発は、エースの菅野智之とルーキーの高木勇人が6勝。サウスポーの杉内俊哉、ポレダが5勝。さらに、交流戦で完封勝利を挙げたマイコラス、内海哲也、大竹寛など先発投手陣が充実している。
一方で、かつて原辰徳監督から枢軸と呼ばれていた坂本勇人、阿部慎之助、長野久義、村田修一の4人の出来が今ひとつ。4人の中で、規定打席到達者は坂本ただ一人。現在は投手陣と、代役の野手たちの活躍で、首位に立っている。一気に抜け出すためにも、主力の4選手の復調は不可欠だ。
2位のDeNAは現在10連敗中で、交流戦期間中に巨人に首位の座を明け渡すなど暗い話題が先行する。このままズルズルいかないためにも、4番筒香嘉智の出来が重要になってくる。得点圏打率リーグ5位の.305をマークするチャンスに強い筒香が打てば、チームも盛り上がる。筒香がどっしりと4番に座り、相手に立ち向かいたい。
阪神は投打に精彩を欠いているが首位と2ゲーム差の3位。野手では、マートン、ゴメス、鳥谷敬が揃って不調。投手陣も、チーム防御率リーグワーストの3.88。苦しい戦いが続いているが、春先不調だった先発のメッセンジャーが復調傾向にある。打線の調子が上向かない中、先発、リリーフを含めた1点を守りきる野球を展開できれば、DeNA、巨人を脅かす存在になりそうだ。
4位のヤクルトは、昨季リーグ最多得点を誇った打線の調子が戻ってきた。畠山和洋が本塁打、打点の二冠。川端慎吾が打率3割を超え、山田哲人も打率3割目前ということもあり、6月のチーム打率.265、55得点はリーグトップ。投手陣は、4月チーム防御率12球団唯一の1点台だったが、5月以降は昨季のように精彩を欠いている。打線が上がってきただけに、投手陣が安定すれば、優勝争いに加わる可能性もある。
5位の中日は、逆転負けがリーグワーストの19敗。勝てるゲームを落とす試合が多い。5月2日のDeNA戦では2点リードの9回二死から、抑えの福谷浩司が、3者連続適時打を浴び逆転負けを喫したこともあった。優勝争いに加わるためにも、勝てるゲームは確実に勝利していきたい。
最下位の広島は、菊池涼介、丸佳浩の不振の中、チーム得点はリーグ1位の246得点、チーム防御率はリーグ3位の成績。上位進出のカギとなるのが、リリーフ陣の整備。現在不調で一岡竜司、永川勝浩、故障で中田廉が二軍調整中。不安定なリリーフ陣に加え、先発で1勝6敗と苦しんでいたこともあり、大瀬良大地が中継ぎに配置転換。この起用が上手くハマれば、リリーフの不安が解消され、昨季春先のような強い広島が戻ってくるはずだ。
不安を抱えている球団が多く、どこのチームも混戦を抜け出せない状況。今年のセ・リーグは、不安要素を解消したチームが優勝争いを繰り広げていきそうだ。
【セ・リーグ順位表】
1位 巨人
2位 DeNA
3位 阪神
4位 ヤクルト
5位 中日
6位 広島
首位を走る巨人は、12球団で唯一チーム防御率2点台の投手陣。先発は、エースの菅野智之とルーキーの高木勇人が6勝。サウスポーの杉内俊哉、ポレダが5勝。さらに、交流戦で完封勝利を挙げたマイコラス、内海哲也、大竹寛など先発投手陣が充実している。
一方で、かつて原辰徳監督から枢軸と呼ばれていた坂本勇人、阿部慎之助、長野久義、村田修一の4人の出来が今ひとつ。4人の中で、規定打席到達者は坂本ただ一人。現在は投手陣と、代役の野手たちの活躍で、首位に立っている。一気に抜け出すためにも、主力の4選手の復調は不可欠だ。
2位のDeNAは現在10連敗中で、交流戦期間中に巨人に首位の座を明け渡すなど暗い話題が先行する。このままズルズルいかないためにも、4番筒香嘉智の出来が重要になってくる。得点圏打率リーグ5位の.305をマークするチャンスに強い筒香が打てば、チームも盛り上がる。筒香がどっしりと4番に座り、相手に立ち向かいたい。
阪神は投打に精彩を欠いているが首位と2ゲーム差の3位。野手では、マートン、ゴメス、鳥谷敬が揃って不調。投手陣も、チーム防御率リーグワーストの3.88。苦しい戦いが続いているが、春先不調だった先発のメッセンジャーが復調傾向にある。打線の調子が上向かない中、先発、リリーフを含めた1点を守りきる野球を展開できれば、DeNA、巨人を脅かす存在になりそうだ。
4位のヤクルトは、昨季リーグ最多得点を誇った打線の調子が戻ってきた。畠山和洋が本塁打、打点の二冠。川端慎吾が打率3割を超え、山田哲人も打率3割目前ということもあり、6月のチーム打率.265、55得点はリーグトップ。投手陣は、4月チーム防御率12球団唯一の1点台だったが、5月以降は昨季のように精彩を欠いている。打線が上がってきただけに、投手陣が安定すれば、優勝争いに加わる可能性もある。
5位の中日は、逆転負けがリーグワーストの19敗。勝てるゲームを落とす試合が多い。5月2日のDeNA戦では2点リードの9回二死から、抑えの福谷浩司が、3者連続適時打を浴び逆転負けを喫したこともあった。優勝争いに加わるためにも、勝てるゲームは確実に勝利していきたい。
最下位の広島は、菊池涼介、丸佳浩の不振の中、チーム得点はリーグ1位の246得点、チーム防御率はリーグ3位の成績。上位進出のカギとなるのが、リリーフ陣の整備。現在不調で一岡竜司、永川勝浩、故障で中田廉が二軍調整中。不安定なリリーフ陣に加え、先発で1勝6敗と苦しんでいたこともあり、大瀬良大地が中継ぎに配置転換。この起用が上手くハマれば、リリーフの不安が解消され、昨季春先のような強い広島が戻ってくるはずだ。
不安を抱えている球団が多く、どこのチームも混戦を抜け出せない状況。今年のセ・リーグは、不安要素を解消したチームが優勝争いを繰り広げていきそうだ。
【セ・リーグ順位表】
1位 巨人
2位 DeNA
3位 阪神
4位 ヤクルト
5位 中日
6位 広島