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ついに貯金ゼロの王者・巨人 本当に必要なのはブルペン陣の「リスタート」

 本当に「リスタート」が必要だったのは、打線ではなかったのかもしれない。

 大混戦のセントラルリーグで、3連覇王者の巨人が苦戦を強いられている。交流戦で7勝11敗と苦しんだチームは、リーグ戦再開後も4試合で1勝3敗。首位の座こそ守っているものの、最大で9つあった貯金をついに使い果たしてしまった。

 このところの巨人で目立つのが、リリーフ陣による終盤の手痛い失点。これまでは確固たる方程式を擁し、むしろストロングポイントとなっていた箇所だけに、突然の不振に首脳陣も頭を抱えている。

 3連覇を成し遂げたここ3年間を振り返ると、2012年は年間の救援防御率が1.80という驚異的な数字を叩き出し、13年も2.57で12球団唯一の2点台と頭ひとつ抜けた存在であった。

 そんな盤石の体制にほころびが見られたのが14年、西村健太朗の大不振をはじめ、スコット・マシソン、山口鉄也といった勝利の方程式を担っていた投手たちが調子を落とし、救援防御率は4.01にまで跳ね上がってしまった。

 そうして迎えた今シーズン、原辰徳監督は沢村拓一を守護神に抜擢するなど、チームのスローガンである“新成”にふさわしい大改革を敢行。その甲斐あって救援防御率は3・4月で2.92とまずまずの成績を残し、5月はリーグトップの2.12をマーク。しかし、6月に入ってからは3.38と一気に悪化した。

 やはり今年も悩みの種となっているのが、頼みの綱である勝ちパターンの投手たちの不調。最近ではスコット・マシソンがここ5試合で5失点を記録し、山口鉄也も直近の3試合で2失点と、揃って精彩を欠いている状態で、代わりになる選手の台頭もないというのが現状だ。

 近年は二軍で好投も一軍で苦戦、というパターンが目立っている土田瑞起や笠原将生、公文克彦といったファーム組から救世主が現れるか、それともあっと驚くような配置転換が見られるか、はたまた緊急補強に着手するのか…。

 ブルペン陣の「リスタート」が成功するかどうかが、巨人4連覇のカギを握ると言っても過言ではない。
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