○ 阪神 5 － 3 DeNA ●
＜9回戦・甲子園＞

　阪神が3番福留の大活躍で、引き分けを挟み5連勝。貯金を2とし、セ・リーグ首位の座をガッチリと守った。

　阪神は初回、二死から福留が四球を選び出塁すると、4番ゴメスがタイムリー二塁打を右中間へ運び、福留が先制のホームを踏んだ。

　福留は5回にも、先頭打者として三塁打を放ち、6番上本のタイムリーでホームイン。さらに、2－3で迎えた7回は10号ソロを放ち同点のホームを踏むと、8回にも二死走者なしから2打席連勝となる決勝ソロを放ち、この日は2発を含む3安打2打点。さらに5得点中4度ホームベースを踏み、守っても4回の守備でライトゴロを完成させた。

　阪神は福留が勝ち越し弾を放ったあと、ゴメスにも二者連続弾となる8号ソロが飛び出し貴重な5点目。5番マートンも5試合連続安打となる2安打を放つなど、中軸打者の好調ぶりが光った。

　投げては、先発のメッセンジャーが7回3失点と粘投。同点の8回を無失点で凌いだ福原が勝利投手となり、最後を締めた呉昇桓は、再びリーグ単独トップに躍り出る21セーブ目を手にした。

　対するDeNAは、救援陣が手痛い一発を浴び3連勝ならず。打線は序盤に一時逆転したが、大量得点の好機を活かし切れなかった。