巨人の菅野智之は5日の中日戦で、今季2度目の完封勝利で7勝目をマークした。菅野は防御率1.76とリーグで防御率1点台も7勝6敗と貯金を1つしか作れていない。
今季の菅野を見てみると、7勝のうち3度が無失点、1失点が4度、2失点以上は1度もなしとまさにエースの働きを見せている。負け投手となった試合の失点の内訳は、1失点の試合が1度、3失点以上が5度。貧打の巨人打線で援護なく敗れているかと思われたが、意外と大量失点を許して敗れている。
最近10年では、広島・野村祐輔もルーキーイヤーの12年に、防御率1.98も9勝11敗と負け越した。オールスター前までは7勝3敗、防御率1.41と4つの貯金を作るも、後半戦は8月22日のDeNA戦で9勝目を挙げたのを最後に、5連敗でシーズンを終えている。
2011年の杉内俊哉(ソフトバンク)は、QS(6回3自責点以内)率91.3%も、5年ぶりに二桁勝利が届かないシーズンだった。この年は4月、防御率0.64も未勝利に終わると、シーズンを通して勝ちと負けが続いた。結局、チームはリーグ優勝したものの、杉内は防御率1.94も、8勝7敗と貯金は1つに終わった。
統一球時代の11年、12年に、防御率1点台も貯金があまり作れなかった投手がいたが、その他の年では貯金を1人で5以上作っている投手は多くいた。菅野は前半戦ということを考えればこの先、貯金を多く作り、防御率1点台ということも十分にありえそうだ。
杉内俊哉(ソフトバンク)
23試 8勝7敗 防1.94
2012年
野村祐輔(広島)
27試 9勝11敗 防1.98
2015年
菅野智之(巨人)
14試 7勝6敗 防1.76
※記録は7月5日時点のもの
今季の菅野を見てみると、7勝のうち3度が無失点、1失点が4度、2失点以上は1度もなしとまさにエースの働きを見せている。負け投手となった試合の失点の内訳は、1失点の試合が1度、3失点以上が5度。貧打の巨人打線で援護なく敗れているかと思われたが、意外と大量失点を許して敗れている。
最近10年では、広島・野村祐輔もルーキーイヤーの12年に、防御率1.98も9勝11敗と負け越した。オールスター前までは7勝3敗、防御率1.41と4つの貯金を作るも、後半戦は8月22日のDeNA戦で9勝目を挙げたのを最後に、5連敗でシーズンを終えている。
2011年の杉内俊哉(ソフトバンク)は、QS(6回3自責点以内)率91.3%も、5年ぶりに二桁勝利が届かないシーズンだった。この年は4月、防御率0.64も未勝利に終わると、シーズンを通して勝ちと負けが続いた。結局、チームはリーグ優勝したものの、杉内は防御率1.94も、8勝7敗と貯金は1つに終わった。
統一球時代の11年、12年に、防御率1点台も貯金があまり作れなかった投手がいたが、その他の年では貯金を1人で5以上作っている投手は多くいた。菅野は前半戦ということを考えればこの先、貯金を多く作り、防御率1点台ということも十分にありえそうだ。
最近10年、防御率1点台も貯金をあまり作れなかった投手たち
2011年杉内俊哉(ソフトバンク)
23試 8勝7敗 防1.94
2012年
野村祐輔(広島)
27試 9勝11敗 防1.98
2015年
菅野智之(巨人)
14試 7勝6敗 防1.76
※記録は7月5日時点のもの