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3位浮上の広島! 先発陣の安定ぶりが光る

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左から広島の前田健太、ジョンソン、黒田博樹、福井優也、野村祐輔©BASEBALLKING
 5日のヤクルト戦に勝利した広島は、4連勝で4月1日以来の3位に浮上した。6月11日の西武戦後に、ワーストの借金8に膨れ上がったが、気が付けば借金1まで減らしている。

 その中でも、先発投手陣の安定ぶりが光る。先発の勝利数は、リーグ最多の33勝。チーム36勝のうちの33勝が先発陣で挙げたものだ。

 本拠地マツダスタジアムで5勝0敗と無類の強さを誇るエース前田健太は、春先好投しながらも白星に恵まれなかった時期もあったが、リーグ2位の7勝をマーク。ここまで15試合に登板して、14試合がQS(6回3自責点以内)を記録するなど、エースの役割を果たしている。

 新外国人のジョンソンも、前評判通りの働きで前田と同じチーム最多の7勝。先発陣の中では、唯一のサウスポーとして開幕から安定した投球でローテーションを守る。ジョンソンはビジターに強く、7試合に登板して、4勝0敗、防御率1.99の成績。敵地でも、ホームと変わらない投球を続けるのは心強い。

 メジャーで5年連続二けた勝利を挙げ、8年ぶりに復帰した黒田博樹も、6勝3敗、防御率2.66の成績を残す。左打者の被打率が.299と気になるところだが、メジャー時代に相手の特徴を細かくノートにまとめていたほど、研究熱心の黒田なら何かしら対策を練っているはずだ。

 前田、ジョンソン、黒田の活躍が目立つが、混戦を抜け出すためにも4番手以降の福井優也、野村祐輔の元ドラ1位コンビの出来がカギを握る。福井は、もともと投げる球は力強く、チーム内でも1、2位を争う球を持っていたがが、制球面に不安を抱えていた。今季は精神面で大きく成長し、少々制球を乱しても大崩れすることがなくなった。1年目以来、フルで投げたシーズンがなく体力面に不安が残るが、ローテーションを守り抜くことができれば自身初の二桁勝利も夢ではない。

 5日のヤクルト戦に先発した野村は、7回を2失点に抑え、5月14日以来の4勝目。良い投球を披露する日もあれば、立ち上がりから不安定なときがある。毎試合、試合を作ることができれば、チームに勝ちをもたらす機会が増える。そういった意味でも、先発3本柱に続く、福井、野村の働き具合がチームに影響してきそうだ。

 また、課題とされていたリリーフ陣も大瀬良大地が中継ぎに回り安定感が出てきた。広島はオールスター前まで6連戦がなく、比較的に楽にローテーションを回すことができる。カード頭の初戦を任される火曜日の黒田、金曜日の前田が勝ちを運び、ジョンソン、福井、野村がそれに続ければ、オールスター前に首位に立つということも十分考えられそうだ。

広島先発陣の投球成績

前田健太
今季成績:15試 7勝5敗 防2.00

ジョンソン
今季成績:14試 7勝3敗 防2.23

黒田博樹
今季成績:13試 6勝3敗 防2.66

福井優也
今季成績:10試 6勝2敗 防3.66

野村祐輔
今季成績:10試 4勝5敗 防4.99

※記録は7月5日時点のもの
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