パ・リーグの左先発投手が人材不足に陥っている。規定投球回を到達した投手を見てみると、13年は吉川光夫(日本ハム)、14年は辛島航(楽天)の1人のみ。今季も現時点で、塩見貴洋(楽天)と吉川という状況だ。ちなみにここまでセ・リーグで規定投球回に到達している投手は、大野雄大(中日)、ジョンソン(広島)、杉内俊哉(巨人)ら7人ということを考えると、パ・リーグの左の先発投手の少なさが目につく。
また、パ・リーグは2012年に吉川光夫(日本ハム)、武田勝(日本ハム)ら5人が二桁勝利を達成したのを最後に、二桁勝利を挙げたサウスポーが出ていない。13年は成瀬善久(当時ロッテ)、古谷拓哉(ロッテ)の9勝、14年も成瀬の9勝がリーグ最高となっている。
3年ぶりのパ・リーグ二桁勝利に期待がかかるのは、ここまで左投手でリーグ最多の6勝を挙げている吉川。リーグMVPに輝いた12年を最後に、2年間不本意な投球を続けていたが、今季はエース・大谷翔平に次ぐ存在となっている。また、開幕からの活躍が評価され、2年ぶり3度目のオールスター出場を決めた。
左の本格派、菊池雄星(西武)にも注目だ。今季は左肘の炎症で出遅れたが、ここまで5勝3敗、防御率2.50の成績を残している。特に6月以降の投球内容が素晴らしく、5試合に登板して4勝1敗、防御率は驚異の0.99。最近5試合は、3安打以内に抑えており、ようやく本来持っていた力を発揮。この調子を維持していれば、自身初となる二桁勝利も達成できそうだ。
左の先発が少ないパ・リーグから3年ぶりの二桁勝利、規定投球回達成投手を2人以上出るだろうか。
吉川光夫(日本ハム)
【2014年】
辛島航(楽天)
菊池雄星(西武)、古谷拓哉(ロッテ) 9勝
【2014年】
成瀬善久(当時ロッテ) 9勝
また、パ・リーグは2012年に吉川光夫(日本ハム)、武田勝(日本ハム)ら5人が二桁勝利を達成したのを最後に、二桁勝利を挙げたサウスポーが出ていない。13年は成瀬善久(当時ロッテ)、古谷拓哉(ロッテ)の9勝、14年も成瀬の9勝がリーグ最高となっている。
3年ぶりのパ・リーグ二桁勝利に期待がかかるのは、ここまで左投手でリーグ最多の6勝を挙げている吉川。リーグMVPに輝いた12年を最後に、2年間不本意な投球を続けていたが、今季はエース・大谷翔平に次ぐ存在となっている。また、開幕からの活躍が評価され、2年ぶり3度目のオールスター出場を決めた。
左の本格派、菊池雄星(西武)にも注目だ。今季は左肘の炎症で出遅れたが、ここまで5勝3敗、防御率2.50の成績を残している。特に6月以降の投球内容が素晴らしく、5試合に登板して4勝1敗、防御率は驚異の0.99。最近5試合は、3安打以内に抑えており、ようやく本来持っていた力を発揮。この調子を維持していれば、自身初となる二桁勝利も達成できそうだ。
左の先発が少ないパ・リーグから3年ぶりの二桁勝利、規定投球回達成投手を2人以上出るだろうか。
2013年以降、規定投球回到達した左投手(パ・リーグ)
【2013年】吉川光夫(日本ハム)
【2014年】
辛島航(楽天)
2013年以降、左の最多勝ち星(パ・リーグ)
【2013年】菊池雄星(西武)、古谷拓哉(ロッテ) 9勝
【2014年】
成瀬善久(当時ロッテ) 9勝