日本ハムの大谷翔平が10日の西武戦で、両リーグ最速となる10勝目をマークした。2010年以降ではオールスター前に二桁勝利に到達した投手は、11人いる。
前半戦に二桁勝利を挙げた中でも、13年の田中将大(当時楽天)の成績が際立っている。前半終了時点で13勝0敗。防御率は驚異の1.22。オールスター明けの後半戦に入っても、田中の連勝は止まることなく、最終的に24勝0敗1Sでシーズンをフィニッシュ。1人で24の貯金を作り、球団初のリーグ優勝に大きく貢献した。
一方でオールスター前までに10勝以上を挙げながら、その後勝ち星が伸び悩んだ投手がいる。10年の東野峻(当時巨人)と14年の西勇輝(オリックス)の2人がそうだった。西は開幕から8戦8勝するなど、前半戦だけで11勝4敗。後半戦もエースの金子千尋とともにチームを引っ張っていく活躍が期待されたが、8月1日のロッテ戦を最後に勝利から見放され、結局シーズンは12勝10敗で終えた。
大谷は、13年の田中のように勝ち星を伸ばし続けるのか。それとも、西や東野のように疲れで後半戦に調子を落としてしまうのか。今後の大谷の投球から目が離せない。
【セ】
前田健太(広島)
成績:18試 11勝4敗 防1.81
東野峻(巨人)
成績:17試 11勝2敗 防2.68
【パ】
和田毅(ソフトバンク)
成績:17試 12勝4敗 防2.88
杉内俊哉(ソフトバンク)
成績:18試 12勝4敗 防3.29
涌井秀章(西武)
成績:18試 11勝5敗 防2.81
ケッペル(日本ハム)
成績:16試 10勝3敗 防3.55
2011年
【セ】
内海哲也(巨人)
成績:15試 10勝2敗 防1.50
【パ】
ダルビッシュ有(日本ハム)
成績:15試 13勝2敗 防1.44
ホールトン(ソフトバンク)
成績:13試 10勝3敗 防2.13
2012年
【セ】なし
【パ】なし
2013年
【セ】
小川泰弘(ヤクルト)
成績:15試 10勝2敗 防2.62
【パ】
田中将大(楽天)
成績:16試 13勝0敗 防1.22
2014年
【セ】なし
【パ】
西勇輝(オリックス)
成績:15試 11勝4敗 防2.78
2015年
【セ】なし
【パ】
大谷翔平(日本ハム)
成績:13試 10勝1敗 防1.43
※成績は7月10日終了時点
※()は当時所属球団
前半戦に二桁勝利を挙げた中でも、13年の田中将大(当時楽天)の成績が際立っている。前半終了時点で13勝0敗。防御率は驚異の1.22。オールスター明けの後半戦に入っても、田中の連勝は止まることなく、最終的に24勝0敗1Sでシーズンをフィニッシュ。1人で24の貯金を作り、球団初のリーグ優勝に大きく貢献した。
一方でオールスター前までに10勝以上を挙げながら、その後勝ち星が伸び悩んだ投手がいる。10年の東野峻(当時巨人)と14年の西勇輝(オリックス)の2人がそうだった。西は開幕から8戦8勝するなど、前半戦だけで11勝4敗。後半戦もエースの金子千尋とともにチームを引っ張っていく活躍が期待されたが、8月1日のロッテ戦を最後に勝利から見放され、結局シーズンは12勝10敗で終えた。
大谷は、13年の田中のように勝ち星を伸ばし続けるのか。それとも、西や東野のように疲れで後半戦に調子を落としてしまうのか。今後の大谷の投球から目が離せない。
2010年以降オールスター前までに二桁勝利を挙げた投手
2010年【セ】
前田健太(広島)
成績:18試 11勝4敗 防1.81
東野峻(巨人)
成績:17試 11勝2敗 防2.68
【パ】
和田毅(ソフトバンク)
成績:17試 12勝4敗 防2.88
杉内俊哉(ソフトバンク)
成績:18試 12勝4敗 防3.29
涌井秀章(西武)
成績:18試 11勝5敗 防2.81
ケッペル(日本ハム)
成績:16試 10勝3敗 防3.55
2011年
【セ】
内海哲也(巨人)
成績:15試 10勝2敗 防1.50
【パ】
ダルビッシュ有(日本ハム)
成績:15試 13勝2敗 防1.44
ホールトン(ソフトバンク)
成績:13試 10勝3敗 防2.13
2012年
【セ】なし
【パ】なし
2013年
【セ】
小川泰弘(ヤクルト)
成績:15試 10勝2敗 防2.62
【パ】
田中将大(楽天)
成績:16試 13勝0敗 防1.22
2014年
【セ】なし
【パ】
西勇輝(オリックス)
成績:15試 11勝4敗 防2.78
2015年
【セ】なし
【パ】
大谷翔平(日本ハム)
成績:13試 10勝1敗 防1.43
※成績は7月10日終了時点
※()は当時所属球団