8月6日の開幕へ向けて、各地で続々と代表校が決定してきた第97回全国高校野球選手権大会。今年は強豪校や名門校が敗れ去る波乱が早い段階から散見されたが、大詰めを迎えようとしている大阪でもその現象が起こっている。
なんと言っても初戦で大阪桐蔭と履正社が潰し合うという組み合わせがその発端となったが、履正社を倒した昨夏王者の大阪桐蔭が準々決勝で敗戦。春夏通じて甲子園出場経験のない大阪偕星に不覚をとった。
さらには廃部の危機に迫られる中で健闘を見せていた名門・PL学園も準々決勝で大体大浪商に惜敗。大阪といえば、の連想ゲームで思い浮かぶような馴染みのチームが相次いで姿を消した。
そんな激戦の大阪を勝ち抜き、ベスト4へと駒を進めてきたのは大体大浪商、大阪産大付、大冠、大阪偕星の4チーム。うち半分の2校は春夏通じても甲子園出場なしという新鮮な顔ぶれだ。
中でも唯一生き残った名門と言えるのが大体大浪商。春は19回、夏は13回の甲子園出場歴を誇り、優勝も2回ずつと実績では飛び抜けている。
正直なところ、若い人の中では「そこまですごいのに…?」と思う人も少なくないだろう。しかし、『浪華商』、もしくは『浪商』と言ったらピンとくる人も多いはず。張本勲や高田繁、牛島和彦などなどプロ野球選手も多く輩出した大阪の名門校だ。
しかし、近年は苦しい戦いが続き、現在の「大体大浪商」という名前に変更された1989年以降で甲子園に出場したのは、02年春の1度きり。どちらかと言えば“古豪”という呼び名が浸透してしまっている。
今大会は東大阪大柏原、近大付、PL学園を下して4強進出。甲子園出場が叶えば、実に36年ぶりのことになる。
そんな大体大浪商に挑むのが、大阪産大付。05年の春に甲子園出場を経験しているチームは、準々決勝の堺東戦で5回コールド勝ちを収めるなど、勢いに乗って準決勝に臨む。
準決勝のもうひとカードは、公立の星・大冠と大阪桐蔭の4連覇を阻んだ大阪偕星による一戦。春夏通じても甲子園出場経験がないチーム同士の激突となる。
激戦の大阪を勝ち上がった公立校の大冠。大阪で公立校が甲子園出場となれば、夏では中村紀洋を擁した90年の渋谷高校以来、25年ぶりの快挙となる。
果たして、決勝戦へと駒を進めるのはどのチームか…。準決勝は今日29日、舞洲ベースボールスタジアムにて。決勝戦は31日(金)の予定となっている。
● 大阪・準決勝
第1試合 大体大浪商-大阪産大付
第2試合 大冠-大阪偕星
なんと言っても初戦で大阪桐蔭と履正社が潰し合うという組み合わせがその発端となったが、履正社を倒した昨夏王者の大阪桐蔭が準々決勝で敗戦。春夏通じて甲子園出場経験のない大阪偕星に不覚をとった。
さらには廃部の危機に迫られる中で健闘を見せていた名門・PL学園も準々決勝で大体大浪商に惜敗。大阪といえば、の連想ゲームで思い浮かぶような馴染みのチームが相次いで姿を消した。
そんな激戦の大阪を勝ち抜き、ベスト4へと駒を進めてきたのは大体大浪商、大阪産大付、大冠、大阪偕星の4チーム。うち半分の2校は春夏通じても甲子園出場なしという新鮮な顔ぶれだ。
中でも唯一生き残った名門と言えるのが大体大浪商。春は19回、夏は13回の甲子園出場歴を誇り、優勝も2回ずつと実績では飛び抜けている。
正直なところ、若い人の中では「そこまですごいのに…?」と思う人も少なくないだろう。しかし、『浪華商』、もしくは『浪商』と言ったらピンとくる人も多いはず。張本勲や高田繁、牛島和彦などなどプロ野球選手も多く輩出した大阪の名門校だ。
しかし、近年は苦しい戦いが続き、現在の「大体大浪商」という名前に変更された1989年以降で甲子園に出場したのは、02年春の1度きり。どちらかと言えば“古豪”という呼び名が浸透してしまっている。
今大会は東大阪大柏原、近大付、PL学園を下して4強進出。甲子園出場が叶えば、実に36年ぶりのことになる。
そんな大体大浪商に挑むのが、大阪産大付。05年の春に甲子園出場を経験しているチームは、準々決勝の堺東戦で5回コールド勝ちを収めるなど、勢いに乗って準決勝に臨む。
準決勝のもうひとカードは、公立の星・大冠と大阪桐蔭の4連覇を阻んだ大阪偕星による一戦。春夏通じても甲子園出場経験がないチーム同士の激突となる。
激戦の大阪を勝ち上がった公立校の大冠。大阪で公立校が甲子園出場となれば、夏では中村紀洋を擁した90年の渋谷高校以来、25年ぶりの快挙となる。
果たして、決勝戦へと駒を進めるのはどのチームか…。準決勝は今日29日、舞洲ベースボールスタジアムにて。決勝戦は31日(金)の予定となっている。
● 大阪・準決勝
第1試合 大体大浪商-大阪産大付
第2試合 大冠-大阪偕星