ニュース 2015.07.27. 19:00

【高校野球】近年の大逆転勝利といえば…

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興南高校時代、甲子園春夏連覇に大きく貢献したソフトバンクの島袋洋奨©BASEBALLKING
 第97回全国高校野球選手権大会の地方予選が各地で行われているが、甲子園出場を決めた西東京の早稲田実業は5点差、千葉の専修大松戸は3点差をひっくり返している。

 甲子園大会では昨年夏に行われた大垣日大と藤代の1回戦で、大垣日大が8点ビハインドを跳ね返す大逆転勝利した。初回、大垣日大は藤代に8点の先制を許すも、その裏に4点を返す。5回に藤代が2点を追加し、これで試合を決めたと思われた。だが、大垣日大も5回と6回に1点、7回に3点とコツコツと得点を挙げていき、7回終了時点で1点差に迫る。

 1点ビハインドで迎えた8回無死一、三塁から3番内藤の内野ゴロの間に同点に追いつくと、なおも二死二塁のチャンスで、5番野崎が逆転2ランを放ち壮絶な打撃戦を制した。

 10年夏、甲子園春夏連覇を達成した興南は、報徳学園との準決勝で逆転勝ちを収めている。興南は先発した島袋が2回までに5点を失う苦しい立ち上がり。3回以降は、報徳打線に得点を許さず、味方の反撃を待った。

 興南打線は5点を追う5回、慶田城の2点タイムリーなどで3点を挙げると、6回には島袋のタイムリーで1点差。7回は我如古の三塁打で同点に追いつき、真栄平のセンター前タイムリーで勝ち越し。島袋はこのリードを守りきり、12個の三振を奪い完投勝利。東海大相模との決勝戦では、19安打13得点を奪い大勝した。

 高校野球では、このように大逆転劇がよくある。8月6日から始まる全国高校野球選手権大会で、今年も大逆転劇が起こるだろうか。

近年の夏全国高校野球選手権大会の主な逆転劇

2014年
1回戦:大垣日大 12 - 10 藤代
藤  代|800 020 000|10
大垣日大|400 011 33X|12
☆大垣日大が8点差を逆転勝ち

2011年
3回戦:横浜 4 - 9 智弁学園
智弁学園|000 001 008|9
横  浜|111 010 000|4
☆智弁学園が9回二死から8点を奪い大逆転勝利

2010年
準決勝:報徳学園 5 - 6 興南
興  南|000 031 200|6
報徳学園|140 000 000|5
☆5点差をひっくり返し、決勝進出!
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