波に乗れない広島が、今季4勝11敗と苦手にしているDeNA戦に挑む。

　初戦は前田、前夜はジョンソンと、ローテの柱を投入して今カード2連敗。一方で、打線は初戦13安打、昨夜は11安打を放ちながら、得点は4点と1点。対するDeNAはいずれも広島を下回る初戦8安打、2戦目7安打だったが、得点は10点と2点。この2戦は広島のチグハグな戦いぶりが際立った。

　しかも、前夜は今季24度目の1点差負けで借金は再び6。「混戦」と言われ続けているセ・リーグだが、広島以外の5球団は残りゲームが50試合を切っており、この状況で首位・巨人と5ゲーム差。いよいよ厳しくなってきた。

　3タテ阻止を託されるのは、今季6勝3敗、防御率3.38をマークしている福井。DeNA戦は5月17日に1度先発しており、7回途中1失点で白星を挙げている。

　打線で期待したいのが、前夜はベンチスタートとなった松山。DeNA先発のモスコーソに対しては、4月1日の今季初対戦で3打数2安打。通算でも15打数6安打、1本塁打と相性が良く、得点効率アップ要員として期待したい。

　一方、3連勝で再び勢いを加速させたいDeNAは、モスコーソが6月11日（楽天戦）以来となる先発マウンドに上がる。ここまで先発ローテを支えてきた井納と山口が、それぞれ不調で二軍降格。台所事情は苦しいが、もともと先発では3勝2敗と結果を残していただけに、助っ人右腕の好投に期待したいところだ。

　本日の対戦カードと予告先発は下記の通り。

【2日の試合予定】

巨人（田口麗斗）－ 中日（若松駿太）
＜東京ドーム　14時00分＞
・最近5試合の成績
巨（1位）：○○○○○　※5連勝中！
中（6位）：●●●●●　※8連敗中…

DeNA（モスコーソ）－ 広島（福井優也）
＜横浜　17時00分＞
・最近5試合の成績
De（4位）：●●●○○
広（5位）：○●○●●

阪神（岩崎優）－ ヤクルト（山中浩史）
＜甲子園　18時00分＞
・最近5試合の成績
神（2位）：○○○○●
ヤ（3位）：●○●●○