西武の炭谷銀仁朗は13日、出場登録期間が通算9年に達し、海外FA権を取得した。その他、楽天の嶋基宏、日本ハムの大野奨大なども今季中に海外FA、国内FA権を取得が予想される。シーズン真っただ中だが今オフ、球界を代表する捕手たちの大移動がありえそうだ。
この3人の中で、年齢が最も若いのが28歳の炭谷。昨季、国内FA権を取得したが、「自分の心に素直になろうと思った。自分自身、一からのつもりでフルシーズンを戦いたい」とFA権を行使することなく早々に残留を決めた。
迎えた今季は打撃を売りにする2年目の森友哉と正捕手争いを制し、開幕から正捕手として出場。打率は.187と低いが、守備では盗塁阻止率.386と強肩を披露している。11月に開催される『プレミア12』の侍ジャパン候補に選出された。捕手の世代交代が上手くいかず苦しんでいるチームが多く、仮にFA権を行使すれば20代の炭谷を欲しがる球団が多くでてきそうだ。
炭谷と同じように嶋は昨季国内FA権を取得し、今季中に海外FA権を取得する可能性が高い。ルーキーイヤーの2007年から一軍に出場し、2013年にはリーグ優勝、日本一に大きく貢献。同年オフに4年契約を結んだ。契約2年目の今季は故障などもあったが、ここまで79試合に出場して打率.221、3本塁打14打点の成績を残している。
日本ハムの大野は、このまま一軍でプレーし続ければ、今季中に国内FA権を取得しそうだ。大野は2008年ドラフト1位で日本ハムに入団。プロ入り後は、鶴岡慎也(現ソフトバンク)と併用が続いたこともあり、100試合以上出場したシーズンが2度しかない。ただ、学年が炭谷の1個上と若い上に、ランクCと人的・金銭の補償がなく獲得することができる。
すでにFA権を取得している炭谷、嶋(国内FA)、今季中に国内FA権取得が予想される大野。捕手のレギュラーを固定できていない球団は、喉から手が出るほど欲しい存在だろう。シーズン中ではあるが、彼らがオフにどのような行動を取るか注目だ。
【ここまで今季FA権を取得した選手たち】
<海外FA権>
西岡剛(阪神)
木村昇吾(広島)
館山昌平(ヤクルト)
青山浩二(楽天)
山井大介(中日)
炭谷銀仁朗(西武)
<国内FA権>
渡辺直人(西武)
山口鉄也(巨人)
畠山和洋(ヤクルト)
飯原誉士(ヤクルト)
吉村裕基(ソフトバンク)
矢野謙次(日本ハム)
小窪哲也(広島)
石川雄洋(DeNA)
牧田明久(楽天)
藤井淳志(中日)
大松尚逸(ロッテ)
脇谷亮太(西武)
山崎浩司(楽天)
赤松真人(広島)
聖沢諒(楽天)
<FA再取得>
後藤光尊(楽天)
この3人の中で、年齢が最も若いのが28歳の炭谷。昨季、国内FA権を取得したが、「自分の心に素直になろうと思った。自分自身、一からのつもりでフルシーズンを戦いたい」とFA権を行使することなく早々に残留を決めた。
迎えた今季は打撃を売りにする2年目の森友哉と正捕手争いを制し、開幕から正捕手として出場。打率は.187と低いが、守備では盗塁阻止率.386と強肩を披露している。11月に開催される『プレミア12』の侍ジャパン候補に選出された。捕手の世代交代が上手くいかず苦しんでいるチームが多く、仮にFA権を行使すれば20代の炭谷を欲しがる球団が多くでてきそうだ。
炭谷と同じように嶋は昨季国内FA権を取得し、今季中に海外FA権を取得する可能性が高い。ルーキーイヤーの2007年から一軍に出場し、2013年にはリーグ優勝、日本一に大きく貢献。同年オフに4年契約を結んだ。契約2年目の今季は故障などもあったが、ここまで79試合に出場して打率.221、3本塁打14打点の成績を残している。
日本ハムの大野は、このまま一軍でプレーし続ければ、今季中に国内FA権を取得しそうだ。大野は2008年ドラフト1位で日本ハムに入団。プロ入り後は、鶴岡慎也(現ソフトバンク)と併用が続いたこともあり、100試合以上出場したシーズンが2度しかない。ただ、学年が炭谷の1個上と若い上に、ランクCと人的・金銭の補償がなく獲得することができる。
すでにFA権を取得している炭谷、嶋(国内FA)、今季中に国内FA権取得が予想される大野。捕手のレギュラーを固定できていない球団は、喉から手が出るほど欲しい存在だろう。シーズン中ではあるが、彼らがオフにどのような行動を取るか注目だ。
【ここまで今季FA権を取得した選手たち】
<海外FA権>
西岡剛(阪神)
木村昇吾(広島)
館山昌平(ヤクルト)
青山浩二(楽天)
山井大介(中日)
炭谷銀仁朗(西武)
<国内FA権>
渡辺直人(西武)
山口鉄也(巨人)
畠山和洋(ヤクルト)
飯原誉士(ヤクルト)
吉村裕基(ソフトバンク)
矢野謙次(日本ハム)
小窪哲也(広島)
石川雄洋(DeNA)
牧田明久(楽天)
藤井淳志(中日)
大松尚逸(ロッテ)
脇谷亮太(西武)
山崎浩司(楽天)
赤松真人(広島)
聖沢諒(楽天)
<FA再取得>
後藤光尊(楽天)