ニュース 2015.08.17. 14:59

【高校野球】東北勢対決は仙台育英が制す! 26年ぶりにベスト4進出

【第97回全国高校野球選手権大会・12日目】
● 秋田商 3 - 6 仙台育英 ○

 準々決勝第3試合は、秋田商(秋田)と仙台育英(宮城)の東北勢対決となった。

 秋田商の先発・成田翔は、延長10回161球を投げた3回戦の健大高崎(群馬)戦からの連投。初回、仙台育英の佐藤将をストレートで空振り三振に仕留めると、続く青木を見逃し三振。3番平沢を二直で、簡単に3人で片づける。

 仙台育英の先発は、プロ注目の佐藤世。前日に行われた3回戦の花巻東(岩手)戦はリリーフで登板し、46球を投げた。佐藤世も連投となったが、こちらも秋田商打線を三者凡退に抑える立ち上がり。

 秋田商の成田翔、仙台育英の佐藤世の好投で、スコアボードに0が並ぶ。試合が動いたのは4回。仙台育英は、秋田商の先発・成田翔の前に4回二死まで無安打に抑え込まれていたが、3番平沢がこの試合チーム初安打となるライトスタンド最前列に飛び込む本塁打を放ち先制する。

 リードする仙台育英は5回、成田翔を攻めたて連打と四球で無死満塁のチャンスを作る。ここで8番谷津がセンター前に落ちるヒットで、二者が生還し2点を追加。さらに9番佐藤世にもタイムリーが飛び出し、この回3点を挙げた。

 その裏、秋田商も反撃に出る。2本の安打で二死一、二塁とすると、1番会田が三塁線を破るタイムリー二塁打で1点を返した。1点を奪われた仙台育英だが、6回に百目木(どめき)のタイムリーで5点目を挙げると、9回にも佐藤世の犠飛でリードを広げた。

 援護をもらった仙台育英のエース・佐藤世は、9回に2点を失ったが、9回3失点で完投勝利。

 勝利した仙台育英は、準優勝した1989年以来26年ぶりに夏の甲子園ベスト4に進出した。
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