ニュース 2015.08.19. 13:59

【高校野球】東北勢、夏の甲子園初優勝なるか?

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東北高時代の2003年に夏の甲子園で準優勝を果たしたレンジャーズのダルビッシュ有[Getty Images]
 19日、『第97回 全国高校野球選手権大会』の準決勝が行われ、早稲田実業(西東京)と対戦した仙台育英(宮城)が勝利し、同校では26年ぶりに決勝進出を果たした。仙台育英が決勝に進出したことで、東北勢初の夏の甲子園全国制覇も見えてきた。

 これまで、東北勢は今年の仙台育英を含めて8度夏の甲子園大会決勝に進出している。初めて決勝に進出したのは、第1回大会の1915年の秋田中。秋田中は、京都二中との決勝戦で、1-1の延長13回にサヨナラ負け。1969年の三沢(青森)は、松山商との決勝戦で、延長18回で決着がつかず再試合。再試合では、2-4で敗れ、全国制覇まであと一歩のところで涙をのんでいる。

 平成に入ってからは、北條史也(現阪神)、田村龍弘(現ロッテ)が在学していた光星学院が2011年と2012年、2年連続で決勝進出を果たしているが、11年は日大三、12年は大阪桐蔭に敗れた。

 宮城勢を見てみると、エースの大越基を擁して決勝に進出した1989年の仙台育英と、ダルビッシュ有が2年生の時に東北が2003年に準優勝を果たしている。03年、準優勝したときには大会期間中にダルビッシュが腰を痛めたものの、真壁賢守ら他の投手陣の頑張りもあり決勝戦まで駒を進めた。

 北海道は04年と05年に駒大苫小牧が夏の甲子園大会で、全国制覇を成し遂げているが、東北勢はこれまで一度もない。今大会で東北勢が初めて夏の甲子園を制覇することができるだろうか。

【東北勢の決勝進出校】
1915年 秋田中(秋田)
1969年 三沢(青森)
1971年 磐城(福島)
1989年 仙台育英(宮城)
2003年 東北(宮城)
2011年 光星学院(青森)
2012年 光星学院(青森)
2015年 仙台育英(宮城)
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