ニュース 2015.08.20. 17:04

【高校野球】編集部が選ぶ 夏の甲子園ベストナイン!

 8月6日から始まった『第97回 全国高校野球選手権大会』は東海大相模が全国制覇を成し遂げ、大会が終了した。14日間にわたり、熱戦を繰り広げられてきた夏の甲子園大会。そこで、大会ベストナインを選んでみた。

【投手】
小笠原慎之介(東海大相模)
今大会成績:防3.20 振20 四死7 自責9
→大会ナンバー1投手と呼ばれた小笠原。決勝の仙台育英戦では9回6失点も、同点の9回に勝ち越し本塁打を放ち、45年ぶりの同校の全国制覇に大きく貢献した。初戦となった聖光学院戦では、9回途中リリーフでマウンドに上がり、甲子園の左投手で史上3人目となる150キロ超え。

【捕手】
加藤雅樹(早稲田実)
今大会成績:率.444 本1 点2
→早実の主将は、1年生・清宮幸太郎の後を打つ4番を務めた。3回戦の東海大甲府戦では、3番の清宮が本塁打を打った後、4番の加藤もライトポール際に豪快な一発を放って見せた。06年以来の全国制覇とはならなかったが、主将としてチームを引っ張った。

【一塁手】
清宮幸太郎(早稲田実)
今大会成績:率.474 本2 点8
→地方大会から大きな注目を集めた清宮は、ファン、マスコミの期待通りの働きを見せた。1回戦の今治西戦でタイムリーを放つと、3回戦の東海大甲府戦で1本塁打を含む5打点の大暴れ。甲子園で怪物ぶりを発揮した。

【二塁手】
谷津航大(仙台育英)
今大会成績:率.333 本0 点6
→打順は8番を任されていたが、下位打線から上位へ繋ぐ役割で勝利に大きく貢献。準決勝の早実戦では、3点リードの4回に一死からヒットで出塁すると、そこから4点を奪い勝利を確実のモノにした。決勝の東海大相模戦でも3点を追う6回に、センター前にヒットを放ちチャンスを広げた。

【三塁手】
山本武白志(九州国際大付)
今大会成績:率.333 本3 点5
→2回戦の大阪偕星戦で2本のアーチを描くと、3回戦の作新学院戦でも本塁打を放つなど2試合連続本塁打を記録した。チームは準々決勝の早稲田実戦で敗れたものの、3本塁打は今大会で最も多い本塁打の数だった。

【遊撃手】
杉崎成輝(東海大相模)
今大会成績:率.571 本0 点6
→『3番・遊撃』で全試合出場した杉崎は、準々決勝の花咲徳栄戦、準決勝の関東一戦、決勝の仙台育英戦と3試合連続猛打賞の活躍。特に決勝戦では、先制のタイムリーを放つと、9回にもタイムリーと2打点を挙げた。

【外野手】
オコエ瑠偉(関東一)
今大会成績:率.333 本1 点6
→2回戦の高岡商戦の第1打席、内野安打で二塁打を記録すると、その後の打席で2本の三塁打をマークするなど強烈なインパクトを残した。準々決勝の興南戦では同点の9回、その前の打席まで4打数0安打に終わっていたが、レフトスタンドに勝ち越し2ランを放ち勝負強さを見せた。

豊田寛(東海大相模)
今大会成績:率.381 本1 点6
→杉崎の後を打つ4番打者。準決勝の関東一戦で、レフトスタンドに飛び込む2ランを放つと、仙台育英との決勝戦では、初回にレフト前にタイムリー。5回の第3打席と9回の第5打席にもタイムリーを放つなど、5打数4安打3打点。決勝前までは、打率.250だったが、最終的に打率.381まで上昇させた。

長嶋亮磨(関東一)
今大会成績:率.500 本2 点2
→長嶋は中京大中京との3回戦、両チーム無得点で迎えた9回にエース・上野の初球ストレートを捉えると、打球はレフトスタンドに飛び込むサヨナラ本塁打を放った。さらに準々決勝の興南戦、2回の第1打席にもレフトスタンドへアーチを描くなど、今大会3位タイの2本塁打を記録した。
ポスト シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西