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【高校野球】東海大相模、45年ぶりの優勝! エース小笠原の勝ち越しHRで決着!

【第97回全国高校野球選手権大会・14日目】
● 仙台育英 6 - 10 東海大相模 ○

 14日間に渡る球児たちの熱い戦いもついに最後の一戦。頂点に立つのは45年ぶり優勝を目指す東海大相模か、「白河越え」で東北勢悲願の初優勝を目指す仙台育英か。

 決勝戦は両エースの投げ合い。仙台育英は打撃好調の百目木を5番ファーストに起用。この打線の組み替えが吉と出るか。

 甲子園での4試合中3試合で初回に得点をしている東海大相模が今日も初回攻撃。1番千野が6球目の甘く入ったフォークを捉え、レフト前へのクリーンヒット。千野を二塁に進め、3番杉崎が右中間のフェンスに直撃する先制のタイムリーを放つ。続く4番の豊田は内寄りのストレートをレフト前へ。際どいタイミングだったが杉崎が二塁から本塁まで還ってきた。

 東海大相模がさらに2点を追加して4ー0となったが、仙台育英も黙っていない。3回裏に打順が2巡目に入ると東海大相模の先発の小笠原を捉え出す。1番佐藤将がエラーで出塁すると、2番青木から5番百目木までの4連打で一気に3点を返す。一死一、二塁とチャンスが続くが、6番紀伊のピッチャーライナーを小笠原が好反応。飛び出した二塁ランナーも刺し、東海大相模はピンチを逃れた。

 追い上げた仙台育英だったが、直後の4回表に先頭を四球で出してしまうと、宮地、豊田のタイムリーで2点を失ってしまう。

 5回表裏、6回表と0点で、試合が落ち着いたかに見えた6回裏。仙台育英は四球と連打で二死満塁として、1番佐藤将がカウント1ー2と追い込まれながらも粘り、7球目の低めのチェンジアップを捉えて、センターオーバーの同点タイムリー三塁打。6ー6となって試合は後半戦へ。

 7回表には仙台育英が好プレーの連続で三者凡退。東海大相模のエース小笠原も流れを渡さない。次の1点が勝負を分ける中、ついに試合は9回へ。東海大相模の先頭バッター、小笠原が高めに抜けたフォークを見逃さずに初球を振り抜くと、打球はなんとライトスタンドへ。ついに勝ち越しに成功すると、その勢いのままさらに3点を追加して10ー6と突き放した。

 9裏もマウンドに登るのは小笠原。最後は3人で打ち取り、東海大相模は45年ぶり2度目の優勝を達成した。

 敗れはしたが、仙台育英の各打者は小笠原の球威のあるボールに負けず、しっかりと打ち返し、9回こそ乱れてしまったが、平沢を中心にしっかり守り非常にレベルの高い試合を演出した。

 東海大相模はモットーの「積極野球」を全選手が初戦から決勝戦の最後まで貫き通し、高校野球100年目の年の深紅の優勝旗と栄冠を勝ち取った。

文=朝倉尚
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