○ マーリンズ　9 － 7　フィリーズ ●
＜現地時間8月20日　マーリンズ・パーク＞

　マーリンズのイチローは現地時間20日（日本時間21日）、本拠地でのフィリーズ戦に「2番・右翼」で先発出場。5打数2安打で打率を.262とし、チームの勝利に貢献した。

　この日は序盤から打線が爆発したマーリンズ。1点を先制されて迎えた初回、ゴードンとイチローの連続安打に四球でいきなり無死満塁のチャンスを作ると、相手のワイルドピッチで同点とし、4番・ボアの一ゴロの間にあっさり逆転に成功する。

　さらにディートリッヒが犠飛を放ち、ヘチャバリアの適時打で加点したマーリンズはこの回一挙4得点。試合をひっくり返すと、2回にもプラードとオズーナの2ランで4点を挙げ、8－1と大きくリードを広げる。

　しかし、終盤7回に3点を返されると、8回にも2点を失い、楽勝ムードが一転。あっという間に2点差まで詰め寄られる展開に。

　それでも、マーリンズは8回にイチローが三塁打を放ってチャンスメイクすると、続くプラードがこの日3打点目となる犠飛を放って再びリードを広げる。

　9回にも抑えのラモスが1点こそ失ったものの、粘るフィリーズを振りきって9－7で逃げ切り勝ち。今シーズンの50勝目を挙げた。

　イチローは第1打席に安打を放ち、その後は中直、二ゴロ併殺、二ゴロと倒れ、5打席目にダメ押し点を演出する三塁打を記録。5打数2安打で、打率を.262とした。この日の2安打で、MLB通算安打も2921本。3000安打まで残り80を切った。