マーリンズのイチローが現地時間18日（日本時間19日）、敵地でのブリュワーズ戦で、ヤンキース時代の13年7月以来となる1試合4安打を記録し、走っても今季10盗塁目をマーク。オリックス時代の1994年から22年連続二桁盗塁を達成した。

　イチローは日米通算安打数で、タイ・カッブのメジャー通算安打数を超えたばかりだが、今度は盗塁の記録でもファンを沸かせそうだ。メジャー現役最多の通算盗塁数をマークするイチローは、残り3盗塁でメジャー通算500盗塁に到達する。オリックス時代の通算199盗塁と合わせると残り4盗塁で日米通算700盗塁となる。

メジャー通算4000安打を達成し、700盗塁以上をマークしている選手は、タイ・カッブ（通算4192安打、892盗塁）だけ。イチローが達成すれば、日米通算でタイ・カッブ以来2人目となる『4000安打、700盗塁』の快挙。

　ちなみに、『2900安打、500盗塁』を達成した選手はタイ・カッブ、バリー・ボンズなど7人しかいない。イチローが500盗塁を達成すれば8人目となる。

　日米通算安打、メジャー通算3000安打に目がいきがちだが、イチローが今季中に、メジャー通算500盗塁、日米通算700盗塁を達成できるかどうかも注目だ。

【イチローの記録】
NPB：率.353 安1278 盗199
MLB：率.315 安2919 盗497

※記録は現地時間8月18日時点