オリックスの西勇輝が22日の日本ハム戦で、完投し6勝目を挙げた。西は15日のロッテ戦では完封勝利を挙げており、2試合連続完投勝利となった。
過去をさかのぼると斎藤雅樹(巨人)が、11試合連続完投勝利を挙げている。これは、シーズン連続完投勝利のプロ野球記録だ。斎藤雅は、89年5月10日大洋戦に完投勝利を挙げ、この記録がスタート。途中3試合連続完封勝利をマークするなど、11試合連続完投勝利中の防御率は0.90と抜群の安定感を見せた。翌90年にも、8試合連続完投勝利を記録し、『ミスター完投』という異名を持った。
次いで連続完投勝利が多かったのは鈴木啓示(近鉄)。鈴木は78年7月29日南海戦から9月6日の日本ハム戦にかけて10試合連続完投勝利。そして3位は、郭泰源(西武)が91年に記録した9試合連続となっている。
3人は、投手分業制が確立される前の投手たち。現在の先発は、6回100球を目途に勝ちパターンのリリーフ陣に託すことが多く、完投する投手が少なくなってきている。残りの試合数を考えると、今季中に西がシーズン記録を塗り替えることは難しい。ただ、将来的には西を含めて、この記録に塗り替えるようなタフな先発投手が出てくることに期待したい。
連続完投数:11
期間:89年5月10日~7月15日
2位 鈴木啓示(近鉄)
連続完投数:10
期間:78年7月29日~9月6日
3位 郭泰源(西武)
連続完投数:9
期間:91年7月30日~9月28日
4位 金田正一(国鉄)
連続完投数:8
期間:63年4月27日~5月26日
4位 斎藤雅樹(巨人)
連続完投数:8
期間:90年4月14日~5月29日
※()は当時の球団
過去をさかのぼると斎藤雅樹(巨人)が、11試合連続完投勝利を挙げている。これは、シーズン連続完投勝利のプロ野球記録だ。斎藤雅は、89年5月10日大洋戦に完投勝利を挙げ、この記録がスタート。途中3試合連続完封勝利をマークするなど、11試合連続完投勝利中の防御率は0.90と抜群の安定感を見せた。翌90年にも、8試合連続完投勝利を記録し、『ミスター完投』という異名を持った。
次いで連続完投勝利が多かったのは鈴木啓示(近鉄)。鈴木は78年7月29日南海戦から9月6日の日本ハム戦にかけて10試合連続完投勝利。そして3位は、郭泰源(西武)が91年に記録した9試合連続となっている。
3人は、投手分業制が確立される前の投手たち。現在の先発は、6回100球を目途に勝ちパターンのリリーフ陣に託すことが多く、完投する投手が少なくなってきている。残りの試合数を考えると、今季中に西がシーズン記録を塗り替えることは難しい。ただ、将来的には西を含めて、この記録に塗り替えるようなタフな先発投手が出てくることに期待したい。
シーズン連続完投勝利ベスト5
1位 斎藤雅樹(巨人)連続完投数:11
期間:89年5月10日~7月15日
2位 鈴木啓示(近鉄)
連続完投数:10
期間:78年7月29日~9月6日
3位 郭泰源(西武)
連続完投数:9
期間:91年7月30日~9月28日
4位 金田正一(国鉄)
連続完投数:8
期間:63年4月27日~5月26日
4位 斎藤雅樹(巨人)
連続完投数:8
期間:90年4月14日~5月29日
※()は当時の球団