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日ハムの投手陣を支えた“W武田”の現在地

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右膝を手術することになった日本ハムの武田久©BASEBALLKING 
 日本ハムは3年ぶりのリーグ優勝を目指し戦っている中、長年投手陣を支えてきた武田久、武田勝の『W武田』が一軍にいない。

 武田久は北海道移転後、初優勝を飾った2006年に守護神のマイケル中村に繋ぐセットアッパーとしてブレイク。75試合に登板して、5勝3敗40ホールド、防御率2.09の成績を残した。守護神に任されるようになった09年には、34セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得し、リーグ優勝に大きく貢献。その後11年と12年にも最多セーブに輝き、守護神としてチームに欠かせない存在だった。

 ただ、30セーブ以上マークしているものの、2012年頃から走者を背負いながら抑えるというシーンが増えていった。昨季は、オリックスとの開幕戦で1点リードを守れず救援失敗するなど安定感を欠き、増井浩俊に抑えの座を奪われた。自身も、シーズンを通して9試合の登板にとどまり、オフには、球団史上最大減俸となる1億6000万円ダウンで契約更改。

 復活を目指した今季だったが、2月27日行われた韓国・SKとの練習試合でベースカバーに向かう際に左膝を痛め、手術を受けた。二軍戦に復帰したものの、8月23日に日本ハムから同月31日に右膝内側半月板修復手術を受けると発表。武田久は球団を通じて「今シーズンはもうマウンドに上がることができませんが、来シーズン投げるためにきちんと治したいと思います」とコメントしている。

 一方、武田勝は、ダルビッシュ有(現レンジャーズ)とともに先発の一角を担っていた。2009年に初めて二桁10勝をマークすると、2012年まで4年連続二桁勝利を達成。この記録は、左投手としては球団史上初の快挙となった。自身初の開幕投手を務めた2013年に故障や不振などで二桁勝利を逃すと、2014年も精彩を欠く。7月8日の楽天戦では1回だけで6失点するなど、2回途中7失点でノックアウト。シーズン後半にはリリーフへ配置転換したものの、防御率5.98でシーズンを終えた。

 迎えた今季は、キャンプ、オープン戦と結果を残し、先発ローテーション入り。開幕第2戦の楽天戦に先発したが、3回4失点でノックアウト。4月5日のオリックス戦で今季初勝利を挙げるも、一、二軍を往復。6月20日のソフトバンク戦に、3回7失点で降板した後は、二軍で汗を流す日々が続いている。

 若手が主体となっているチームの中で、ベテランの存在は必要。武田久は故障で今季中の復帰は難しくなったが、武田勝は一軍再昇格を目指し、アピールを続けていきたい。
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