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増加する離脱者…一足早くシーズンを終えた選手たち

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右肩手術を受け、来季の復活を目指すことになったソフトバンク・松坂大輔©BASEBALLKING 
 8月も終わりが近づき、シーズンも佳境に入っていく今日この頃。各チームがラストスパートへ向けた準備を進める中、残念ながら一足先にシーズンに幕を閉じる選手というのも見られるようになってきた。いわゆる“今季絶望”である。

 思い返すと、最も早くこの“今季絶望”を迎えた選手は海の向こうにいた。レンジャーズのダルビッシュ有である。

 エースとして迎えた2015年シーズン、3月のオープン戦で異変を訴えて緊急降板となると、後に右ヒジ靭帯の損傷が発覚。現地時間3月17日には靭帯再建のための手術、いわゆる“トミー・ジョン手術”を受けた。

 復帰までは12カ月~15カ月はかかるとされており、開幕前の段階で今シーズンの登板は絶望的に。来シーズン中の復帰を目指しての孤独な戦いが始まった。

 メジャーではもう一人、レッドソックスの上原浩治がシーズン終了を迎えた。

 上原は現地時間8月7日のタイガース戦で、利き腕である右の手首に打球が直撃。自身のTwitterでは「骨折はしてなかった」「ビールが飲めないのが辛い」と気丈に振る舞ったが、その後骨折していたことが判明し、今季絶望の見通しであることが球団から発表された。

 それでも上原は「ヒットになっていたら逆転される可能性があったわけだし、後悔はない。誰が何と言おうと、あれが自分のプレースタイル」とし、「このままシーズン終わりってことにはしたくない」とシーズン中の復帰にも意欲を見せている。

 日本では、9年ぶりにNPB復帰したかつての“ヒーロー”が復帰戦を迎えることなくシーズンを終えた。

 ホークスファンのみならず、プロ野球ファンから大きな期待を寄せられていた松坂大輔は、キャンプからマイペース調整が続き、二軍でも登板は1度きり。8月18日に右肩手術を受け、一軍での凱旋登板もなく、今シーズンを終えることを決めた。

 その他にも、同じくソフトバンクで昨年の優勝、日本一へ大きく貢献した左腕の大隣憲司や、かつて日本ハムの守護神として君臨した武田久、さらには13年の日本シリーズMVP・楽天の美馬学といった投手たちがここに来て手術を決断し、残りのシーズンを戦うことなく戦線を離脱することとなっている。

 今シーズンここまでに出た“今季絶望”リストは以下の通り。

<MLB>
● ダルビッシュ有(レンジャーズ)
・3月に「右ヒジ側副靭帯の損傷」が発覚。
・現地時間3月17日にトミー・ジョン手術を受ける。来季以降の復帰を目指す。

● 上原浩治(レッドソックス)
・現地時間8月7日の試合で打球が右手首を直撃。
・「右手首骨折」で今季絶望(見込み)。

<NPB>
● 相川亮二(巨人)
・7月28日の試合で、「左橈骨(とうこつ)遠位端骨折」および「左尺骨(しゃっこつ)茎状突起骨折」。
・全治は不明となっており、今シーズン中の復帰は絶望的と見られる。

● 比嘉幹貴(オリックス)
・右肩痛により今春のキャンプではノースロー調整。復帰後も調子は上がらず。
・8月11日に「右肩関節唇の修復手術」を受け、全治5カ月。

● 松坂大輔(ソフトバンク)
・5月に二軍戦で登板後、右肩の痛みから投球再開のメドが立たず。
・8月18日、右肩の手術を受けたと球団が発表。

● 大隣憲司(ソフトバンク)
・6月の二軍戦後に左ヒジの違和感を訴える。「関節炎」と診断。
・復帰のメドが立たず、9月の上旬にも手術を受ける見込みで今季絶望。

● 林昌範(DeNA)
・開幕から不安を抱えていた左ヒジの状況が悪化。
・8月下旬にも、「クリーニング手術」を受ける予定で、今季は絶望。

● 美馬学(楽天)
・8月2日の試合、右ヒジ違和感で緊急降板。
・「クリーニング手術」を受けるため、今季絶望。

● 武田久(日本ハム)
・開幕前から抱えていた右膝痛が限界に。
・8月31日、右膝内側半月板修復のための手術を受ける予定。

● 西村健太朗(巨人)
・今季は1試合の登板に留まり、ヒジの違和感と向き合いながらファーム調整が続いた。
・「クリーニング手術」のため、今季は絶望。

● ナニータ(中日)
・20日に「左ヒジの遊離軟骨除去手術」を受け、全治2カ月~3カ月。
・来シーズンの契約は未定。
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