千賀滉大が再びシリーズ開幕投手に
現地時間12日、ニューヨーク・メッツはロサンゼルス・ドジャースとの優勝決定シリーズ第1戦に千賀滉大投手(31)、第2戦に今季チームトップ12勝を挙げたショーン・マナイア投手(32)が先発登板することを発表した。
MLB2年目の千賀はスプリングトレーニング中の右肩痛により開幕から60日間の負傷者リスト入り。7月26日のブレーブス戦で今季初登板を果たし、6回途中9奪三振、1失点の好投で今季初勝利、日米通算100勝目を挙げた。しかし、同試合の守備で左ふくらはぎを痛めて負傷降板。翌日から再離脱し、わずか1登板でレギュラーシーズンを終えていた。
ワイルドカードシリーズではロースターから外れるも、フィリーズとの地区シリーズ開幕投手に抜擢され、約2ヶ月ぶりに復帰。初回いきなり先頭打者アーチを浴びたが、後続を抑えて2回1安打、1四球、3奪三振、1失点という投球で初戦勝利に貢献。その後、メッツは3勝1敗で地区王者フィリーズを下した。
なお、千賀とドジャースの対戦は昨季7月15日以来2度目となり、その試合では6回9奪三振、1失点と好投。大谷翔平とは昨季8月25日のエンゼルス戦で対戦し、1打数1安打、2四球を許した。
今季MLB最高勝率の西地区王者ドジャースは、今季13勝のジャック・フラーティが中6日で第1戦に先発予定。ワイルドカード1番手パドレスとの地区シリーズでは先に王手をかけられながらも、2試合連続完封勝利で逆転突破を決めた。
今季レギュラーシーズンでの両チームの対戦成績はドジャースが4勝2敗で勝ち越し。ポストシーズンでの対戦は2015年の地区シリーズ以来となり、当時は最終戦までもつれてメッツが3勝2敗で勝利。そのままワールドシリーズまで勝ち進んだが、ロイヤルズに王座を譲った。
再び日本人対決となったナショナル・リーグ優勝決定シリーズは日本時間14日、ドジャー・スタジアムで開幕する。