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「あきらめたら、そこで…」セ・リーグ下位3チームのポジティブ要素を探る

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現在4位につける広島・緒方監督。チームを3年連続のCSへ導けるか… ©BASEBALLKING
 歴史的な混戦模様となったセ・リーグも、徐々に各チーム間の差が開いてきた。

 8月25日現在、首位・阪神が2位の巨人に3ゲーム差をつけて抜け出しかけ、首位から4位までの差は6.5ゲームに。「全チームに優勝の可能性」という状況ではなくなってきた。

 それでも、クライマックスシリーズという制度がある以上、Bクラスのチームにはまだまだ希望がある。CS圏内の3位から最下位までの差は5.5。残り1カ月ちょっとの期間でひっくり返る可能性はいくらでもある。

 ここでは、現在セ・リーグでBクラスに沈むチームの“ポジティブ要素”に注目。諦めるのはまだ早い、各チームの上がり目を探ってみた。

● 広島 = 充実の先発陣

 現在セ・リーグ3位につける広島。3年連続でのCS進出を狙うチームの武器といえば、強固な先発陣だ。前田健太、ジョンソン、福井優也の3人が9勝を挙げ、黒田博樹が8勝。軸になる投手が4本揃っている。

 先発防御率は3.10を誇り、巨人に次ぐリーグで2番目の数字。先発42勝もトップの巨人と1差の2位。11完投はリーグトップだ。ジョンソンや黒田といったところはアメリカ仕込みの中4日も慣れたもので、多少の無理もきく。順位争いがこれから白熱していくにつれて、先発陣の充実は大きなアドバンテージとなるに違いない。

【広島の主な先発陣】
・前田健太 右投/27歳
 21試(151回1/3) 9勝7敗 奪三130 防2.32

・黒田博樹 右投/40歳
 19試(123回) 8勝6敗 奪三78 防2.85

・ジョンソン 左投/31歳
 21試(144回) 9勝6敗 奪三108 防1.94

・福井優也 右投/27歳
 16試(100回2/3) 9勝3敗 奪三67 防3.04


● DeNA = 待望の先発左腕が台頭!

 投打ともに苦しい戦いを強いられ、最下位もチラつき始めたDeNA。前半戦を首位で折り返しながら、ここまでの苦戦は予想外のことであった。

 そんなチームにおけるかすかな希望が、ドラフト2位左腕の石田健大。ここまで6試合に登板して2勝1敗、防御率は2.23と好投を続けている。

 昨年から先発左腕不足に嘆いていたDeNAだけに、ここに来て育成出身・砂田毅樹と石田の2人が台頭して来ているのは朗報。苦しんでいるチームを若き力で救えるか。DeNAに現れた待望の若き先発左腕投手2人に注目だ

【台頭する先発左腕】
・石田健大 左投/22歳
 6試(36回1/3) 2勝1敗 奪三24 防2.23

・砂田毅樹 左投/20歳
 9試(45回2/3) 2勝4敗 奪三31 防2.56 


● 中日 = 噛み合い始めた投打

 まずは最下位からの脱出を目指す中日だが、今月は6連勝を記録するなど、ここまで12勝9敗と好調。諦めずに食らいつく姿勢を見せている。

 ここに来て投打ともに状態が上向いていることが大きい。投手陣では3年目の若松駿太が月間4勝をマークする活躍を見せれば、新加入のネイラーもローテーションの一角として台頭。その結果、山井大介を後ろに回すことが可能となり、抑えに回った田島も月間1勝負けなしの6セーブと安定した働きを見せている。

 打線も今月はチーム打率.264と好調で、中でもエルナンデスが.356と当たっている。ベテランの和田一浩も.323、主砲のルナも.298と核となるタレントがしっかりと働き始めたのが大きい。

 大逆転での滑り込みへ、中日はまだまだ諦めない。

【8月のセ・リーグ月間順位】
1位 阪神 12勝8敗 .600
2位 中日 12勝9敗 .571
3位 広島 10勝10敗 .500
4位 巨人 10勝11敗 .476
4位 ヤクルト 10勝11敗 .476
6位 DeNA 8勝13敗 .381
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