9月17日、ソフトバンクがパ・リーグ史上最速での優勝を決めた。

　積み重ねた貯金は「47」。圧倒的な独走撃での優勝を果たしたチームであるが、福岡移転後最多となるシーズン89勝超えを目指すべく、ビールかけ後の2次会を禁止とし、シーズンが終わるまでは本気で戦いぬくことを明らかにした。

　宣言通り、18日の試合は柳田や内川、李大浩、松田ら主力選手が全員スタメンに名を連ねる本気のメンバー。ビールかけから一夜明けた試合でも、消化試合感のまるでない一戦となった。

　しかし、試合は3回に3点を取ってリードを奪いながらも、終盤に逆転を許して3－4で敗戦。優勝翌日の試合で祝福の勝利を挙げることはできなかった。

　2次会は禁止したとは言っても、ビールかけではしゃいだ後に夜通し続く取材ラッシュ。体を休める時間はなかなかない。本気で勝ちに来たソフトバンクでも敗れてしまうほど、優勝した翌日の試合は難しいということだ。

　ということで、ここでは最近10年の優勝チームのその翌日の試合の成績を調べた。

　翌日に試合がないというパターンも少なくなかったが、セ・パ合わせて14試合のうち、勝利したのは5回だけ。勝率にして.357という数字が出た。やはり、どのチームにおいても優勝した翌日の試合というのは難しい戦いとなっていることが分かる。

　まだまだ大混戦となっているセ・リーグでも、熾烈な争いを勝ち抜いて優勝したチームの“翌日の試合”に注目だ。

優勝チームの翌日

・2005年
セ：阪神　vsヤ ●[4－8]
パ：ロッテ　試合なし

・2006年
セ：中日　試合なし
パ：日本ハム　試合なし

・2007年
セ：巨人　vs横 ●[1－3]
パ：日本ハム　vsロ ●[1－2]

・2008年
セ：巨人　vsヤ ○[3－2]
パ：西武　vs日 ●[4－5]

・2009年
セ：巨人　試合なし
パ：日本ハム　vs西 ○[8－3]

・2010年
セ：中日　vsヤ ●[2－3]
パ：ソフトバンク　試合なし

・2011年
セ：中日　vsヤ ○[4－1]
パ：ソフトバンク　vs西 ○[5－3]

・2012年
セ：巨人　vsヤ ●[3－9]
パ：日本ハム　vsソ ●[1－10]

・2013年
セ：巨人　vs広 ○[4－3]
パ：楽天　vsロ ●[0－6]

・2014年
セ：巨人　vsDe ●[5－7]
パ：ソフトバンク　試合なし

・2015年
セ：？？
パ：ソフトバンク　vsロ ●[3－4]
－
● ここ10年...
14試合　5勝9敗　勝率.357