プロ野球の中心にいた“松坂世代”と呼ばれた世代の選手たちが苦しんでいる。
世代頭の松坂大輔(ソフトバンク)は9年ぶりに日本球界に復帰。大きな注目を浴びたが右肩の故障に苦しみ、今季一軍登板はなし。8月に『右肩関節唇および腱板のクリーニング手術』を受けた。実戦復帰まで6カ月かかる見込みで、今季中の復帰が絶望的。
12年にFAで巨人へ移籍してから3年連続二桁勝利を挙げている杉内俊哉(巨人)も、右股関節の手術を行うことが決まった。今季ここまで6勝を挙げていたが、長年痛みを抱えてきた右股関節に限界がきたようだ。
松坂、杉内のように故障で苦しんだ選手の他にも、成績不振に陥った選手もいる。村田修一(巨人)は横浜時代(現DeNA)の2010年から5年連続で140試合以上に出場していたチームの主力選手。しかし今季は自身の打撃不振に加え、故障もありここまで99試合の出場にとどまる。ここへ来て調子を上げてきてはいるが、打率.238、12本塁打39打点とここ数年では一番悪い成績だ。
投手では昨季4年ぶりに二桁12勝を挙げた久保康友(DeNA)が、今季は今ひとつ。チームトップの8勝を挙げているが好不調の波が激しく、昨季のような安定感はない。8月25日の中日戦、3回3失点で降板したのを最後に二軍での調整が続く。
その一方で、13年から2度の右肘手術を受けた館山昌平(ヤクルト)が復活した。08年から5年連続二桁勝利を挙げたヤクルトの右のエースは、右肘の手術により2年間一軍のマウンドから遠ざかっていた。6月28日の巨人戦で復帰を果たすと、7月11日のDeNA戦で1019日ぶりの復活勝利。後半戦からローテーションに入り、ここまで5勝をマーク。14年ぶりのリーグ優勝に向けて、先発の一角として役割を果たしている。
それでも今季、松坂世代で規定打席、規定投球回に到達している選手は誰もいない。オールスターでも88年世代が多く選ばれる中、松坂世代は出場した選手はいなかった。今季は苦しんでいる選手が多くなっているが、来年以降“松坂世代”の逆襲に期待したい。
・松坂世代=1980年4月2日~81年4月1日生(外国人選手は除く)
世代頭の松坂大輔(ソフトバンク)は9年ぶりに日本球界に復帰。大きな注目を浴びたが右肩の故障に苦しみ、今季一軍登板はなし。8月に『右肩関節唇および腱板のクリーニング手術』を受けた。実戦復帰まで6カ月かかる見込みで、今季中の復帰が絶望的。
12年にFAで巨人へ移籍してから3年連続二桁勝利を挙げている杉内俊哉(巨人)も、右股関節の手術を行うことが決まった。今季ここまで6勝を挙げていたが、長年痛みを抱えてきた右股関節に限界がきたようだ。
松坂、杉内のように故障で苦しんだ選手の他にも、成績不振に陥った選手もいる。村田修一(巨人)は横浜時代(現DeNA)の2010年から5年連続で140試合以上に出場していたチームの主力選手。しかし今季は自身の打撃不振に加え、故障もありここまで99試合の出場にとどまる。ここへ来て調子を上げてきてはいるが、打率.238、12本塁打39打点とここ数年では一番悪い成績だ。
投手では昨季4年ぶりに二桁12勝を挙げた久保康友(DeNA)が、今季は今ひとつ。チームトップの8勝を挙げているが好不調の波が激しく、昨季のような安定感はない。8月25日の中日戦、3回3失点で降板したのを最後に二軍での調整が続く。
その一方で、13年から2度の右肘手術を受けた館山昌平(ヤクルト)が復活した。08年から5年連続二桁勝利を挙げたヤクルトの右のエースは、右肘の手術により2年間一軍のマウンドから遠ざかっていた。6月28日の巨人戦で復帰を果たすと、7月11日のDeNA戦で1019日ぶりの復活勝利。後半戦からローテーションに入り、ここまで5勝をマーク。14年ぶりのリーグ優勝に向けて、先発の一角として役割を果たしている。
それでも今季、松坂世代で規定打席、規定投球回に到達している選手は誰もいない。オールスターでも88年世代が多く選ばれる中、松坂世代は出場した選手はいなかった。今季は苦しんでいる選手が多くなっているが、来年以降“松坂世代”の逆襲に期待したい。
・松坂世代=1980年4月2日~81年4月1日生(外国人選手は除く)