○ ブルージェイズ 4 － 0 ヤンキース ●
＜現地時間9月23日　ロジャース・センター＞

　現地時間23日（日本時間24日）、トロントで行なわれたブルージェイズとヤンキースによるア・リーグ東地区首位攻防第3戦は、ブルージェイズが4－0で快勝。3連戦を2勝1敗と勝ち越し、2位・ヤンキースとの差を再び3.5に広げた。

　1勝1敗のタイで迎えた首位攻防のゲーム3。どちらも負けられない一戦は、ブルージェイズ・ストロマンとヤンキース・ノバの両先発の投げ合いで、5回まで両チーム「0」が並ぶ投手戦となる。

　均衡が破られたのは6回裏、二死一二塁から8番のピラーが投手の足元を抜いていくセンター前ヒットを放ち、二塁走者が生還。ブルージェイズが先制に成功する。

　さらに7回、先頭のドナルドソンがレフト線を破る二塁打を放ってチャンスを作ると、その後二死一二塁となって6番のマーティンがレフトスタンドへ叩き込む21号3ラン。終盤で貴重な3点を加え、4－0とリードを広げた。

　投げては先発のストロマンが7回を5安打、無失点に抑える好投。その後は8回にセシル、9回はオスーナと繋ぎ、完封リレーが完成。投打が噛み合ったブルージェイズが4－0で勝利を収めた。

　これでヤンキースとの首位攻防戦に2勝1敗と勝ち越し、ゲーム差を再び3.5ゲームに戻したブルージェイズ。世界一になった1993年以来となる22年ぶりの地区優勝へ向けて、一歩前進した。

　なお、ベンチから戦況を見守っていた川崎宗則の出番はなかった。