NPBで最も長い7年連続で打率3割以上を継続している内川聖一(ソフトバンク)、次いで6年連続で打率3割以上をマークしている糸井嘉男(オリックス)の2人は打率3割が厳しい状況となっている。その他○○年連続で打率3割以上を打っていた選手たちも記録が途切れそうだ。
7年連続で打率3割をクリアしている内川は、落合博満氏と並ぶ右打者の歴代最長記録。右打者新記録を目指した今季は、昨季までの3番から打順を4番に変更。春先は打率3割を切る時期もあったが、前半戦終了時点では打率.302を記録。しかし、後半戦に入ると故障もあった影響で、8月の月間打率.174。9月に入って再び調子を取り戻してきたが、ここまで打率.282。残り試合数が4ということを考えると、打率3割が少し厳しくなってきた。
糸井は日本ハム時代の09年から6年連続で打率3割以上を継続中。昨季は首位打者に輝き、今季からチームキャプテンに就任。更なる活躍が期待されたが、開幕から極度の打撃不振。7月上旬には、右肘靭帯と右腓骨筋腱板損傷で離脱。後半戦は、8月の月間打率.293、9月の月間打率.315と息を吹き返したが、前半戦の打撃不振が大きく響いた。
さらに2年連続で打率3割以上をマークしている選手たちも、3年連続打率3割へ雲行きが怪しい。マートン(阪神)、李大浩(ソフトバンク)は打率3割がかなり厳しく、長谷川勇也(ソフトバンク)、バレンティン(ヤクルト)、銀次(楽天)は規定打席未到達。銀次は打率.313を記録しているが、故障で長期離脱したのが痛かった。
そんな中、中村晃(ソフトバンク)は3年連続3割をなんとかクリアできそうな位置にいる。9月29日時点で打率.292だったが、翌30日の楽天戦で4安打の固め打ち。打率を.297まで上昇。残り4試合でなんとか打率3割に乗せたいところだ。
現時点で今季規定打席に到達した打者で、打率3割以上打っている選手はセ・パあわせて7人。昨季の18人から11人少ない。3割打つことの難しさを痛感するシーズンとなっている。
連続して打率3割以上をクリアしている選手は以下の通り。
08年:.378 ☆
09年:.318
10年:.315
11年:.338 ☆
12年:.300
13年:.316
14年:.307
15年:.282
糸井嘉男(6年連続)
09年:.306
10年:.309
11年:.319
12年:.304
13年:.300
14年:.331 ☆
15年:.259
マートン(2年連続)
13年:.314
14年:.338
15年:.278
バレンティン(2年連続)
13年:.330
14年:.301
15年:.188 ※規定打席未到達
銀次(2年連続)
13年:.317
14年:.327
15年:.313 ※規定打席未到達
中村晃(2年連続)
13年:.307
14年:.308
15年:.297
李大浩(2年連続)
13年:.303
14年:.300
15年:.286
長谷川勇也(2年連続)
13年:.341 ☆
14年:.300
15年:.247 ※規定打席未到達
☆は首位打者のタイトルを獲得した選手
※NPBのみの連続打率3割選手に限る
7年連続で打率3割をクリアしている内川は、落合博満氏と並ぶ右打者の歴代最長記録。右打者新記録を目指した今季は、昨季までの3番から打順を4番に変更。春先は打率3割を切る時期もあったが、前半戦終了時点では打率.302を記録。しかし、後半戦に入ると故障もあった影響で、8月の月間打率.174。9月に入って再び調子を取り戻してきたが、ここまで打率.282。残り試合数が4ということを考えると、打率3割が少し厳しくなってきた。
糸井は日本ハム時代の09年から6年連続で打率3割以上を継続中。昨季は首位打者に輝き、今季からチームキャプテンに就任。更なる活躍が期待されたが、開幕から極度の打撃不振。7月上旬には、右肘靭帯と右腓骨筋腱板損傷で離脱。後半戦は、8月の月間打率.293、9月の月間打率.315と息を吹き返したが、前半戦の打撃不振が大きく響いた。
さらに2年連続で打率3割以上をマークしている選手たちも、3年連続打率3割へ雲行きが怪しい。マートン(阪神)、李大浩(ソフトバンク)は打率3割がかなり厳しく、長谷川勇也(ソフトバンク)、バレンティン(ヤクルト)、銀次(楽天)は規定打席未到達。銀次は打率.313を記録しているが、故障で長期離脱したのが痛かった。
そんな中、中村晃(ソフトバンク)は3年連続3割をなんとかクリアできそうな位置にいる。9月29日時点で打率.292だったが、翌30日の楽天戦で4安打の固め打ち。打率を.297まで上昇。残り4試合でなんとか打率3割に乗せたいところだ。
現時点で今季規定打席に到達した打者で、打率3割以上打っている選手はセ・パあわせて7人。昨季の18人から11人少ない。3割打つことの難しさを痛感するシーズンとなっている。
連続して打率3割以上をクリアしている選手は以下の通り。
○○年連続打率3割以上を継続している選手たち
内川聖一(7年連続)08年:.378 ☆
09年:.318
10年:.315
11年:.338 ☆
12年:.300
13年:.316
14年:.307
15年:.282
糸井嘉男(6年連続)
09年:.306
10年:.309
11年:.319
12年:.304
13年:.300
14年:.331 ☆
15年:.259
マートン(2年連続)
13年:.314
14年:.338
15年:.278
バレンティン(2年連続)
13年:.330
14年:.301
15年:.188 ※規定打席未到達
銀次(2年連続)
13年:.317
14年:.327
15年:.313 ※規定打席未到達
中村晃(2年連続)
13年:.307
14年:.308
15年:.297
李大浩(2年連続)
13年:.303
14年:.300
15年:.286
長谷川勇也(2年連続)
13年:.341 ☆
14年:.300
15年:.247 ※規定打席未到達
☆は首位打者のタイトルを獲得した選手
※NPBのみの連続打率3割選手に限る