CSファーストステージ第3戦
○ 巨人 3 － 1 阪神 ●
＜10月12日　東京ドーム＞

　巨人がファーストステージを2勝1敗で勝ち抜け、リーグ覇者・ヤクルトが待つファイナルステージ（14日開幕／神宮）進出を決めた。

　巨人は初回、1番立岡が三塁打を放ちチャンスメイクすると、一死一、三塁となったあと4番阿部が犠牲をセンターへ打ち上げ先制。1点リードの6回にも立岡のチャンスメイクから一死一、三塁の形を作り、阿部がこの試合2打点目となるタイムリーをライトへ運び2点目。さらに、阪神2番手・岩田の暴投の間に三塁走者の坂本が判断よくホームを陥れ、貴重な3点目を加えた。

　先発のポレダは立ち上がりから安定感抜群。今シーズン5勝を挙げた阪神打線をこの日も手玉に取り4回までパーフェクト投球。5回は無死一、二塁とされるも、6番関本、7番江越を連続三振。二死から代打で登場した新井もショートゴロに打ち取り、阪神打線の反撃を許さなかった。

　ポレダは3点リードの7回、先頭の3番福留にソロ弾を許すと、巨人ベンチはここで2番手・マシソンにスイッチ。助っ人右腕が2イニングをパーフェクト救援で切り抜けると、9回も沢村が阪神打線に決定打を許さず2点リードを守り抜いた。

　阪神は苦手のポレダをまたしても攻略できず。2年連続のファイナルステージ進出を逃し、4年間の和田体制が幕を閉じた。