ニュース 2015.10.12. 17:42

涌井、執念の143球!ロッテが突破でパは6年連続3位チームがファイナル進出

CSファーストステージ第3戦
● 日本ハム 1 - 2 ロッテ ○
<10月12日 札幌ドーム>

 第3戦までもつれ込んだパ・リーグのCSファーストステージは、ロッテが2-1で日本ハムに競り勝ち、2勝1敗でファイナルステージへ進出。福岡行きの切符を掴んだ。

 05年、10年に続く“下克上”を狙うロッテの先発は涌井秀章。10月6日の楽天戦で延長10回・137球を投げて以来、中5日での先発となった。

 負ければ即終戦という大一番のマウンドに登ったエースであったが、立ち上がりでいきなり“躓いた”。先頭・陽岱鋼の一二塁間を襲った打球を、一塁手の井口が好捕。慌ててベースカバーへと走った涌井は、途中で足がもつれて転倒。井口が一塁ベースに滑りこむようにしてタッチをし、間一髪で打者はアウトとなったものの、涌井はベンチ裏へと下がって治療を受けることになってしまう。

 しばらくしてマウンドに戻ってきた涌井であるが、2番の中島卓也には11球粘られた末に四球を与えると、続く田中賢介には右中間へ弾き返されて一死一三塁のピンチに。ここで4番・中田翔に三遊間を破られ、先制点を許した。

 なおも二死満塁までピンチを広げ、昨日のヒーロー・矢野謙次を迎えたが、2球目の変化球で三ゴロに打ち取り、なんとか1失点の立ち上がり。初回だけで39球を投じる前途多難な立ち上がりとなる。

 しかし、ロッテは直後の2回に先頭・井口のレフトスタンドへのソロでたちまち同点。一振りで試合を振り出しに戻す。

 追いついてもらって以降の涌井は鬼気迫る投球を披露。3回は無死満塁のピンチを招くも、珍しく感情を表に出した気迫の投球で無失点で切り抜けると、4回から6回までは3人で片付け、味方の援護を待つ。

 そんな涌井に打線が応えたのは7回。先頭のデスパイネが高めのボールをセンターバックスクリーンまで運び、勝ち越しのソロ。ついにロッテが試合をひっくり返す。

 6回の時点で124球を投じていた涌井は7回もマウンドへ向かうも、一死から大野に安打を許し、つづく陽岱鋼に四球を与えたところで降板。球数は6日前に延長10回を投げた時よりも多い143球を数えていた。

 涌井は6回と1/3を投げて被安打8、与四球4、4奪三振で1失点。走者を背負いながらも粘りの投球で初回以外は得点を許さず、エースとしての意地を見せつけた。

 残ったピンチは松永が切り抜けると、8回にも3番手・大谷がピンチを招きながらストッパーの内が火消し。9回も内がイニングを跨いでゼロに抑え、1点のリードを守り抜いた。

 この結果、ロッテが2勝1敗でファーストステージを突破。14日から始まるソフトバンクとのファイナルステージへ駒を進めた。ちなみに、パ・リーグは10年のロッテ以降、6年連続で3位チームがファイナルステージへ進出ということになる。

 得意の“下克上”へ向けて、まずは第一歩を踏み出したロッテ。福岡へと乗り込み、14日からはリーグ2連覇チャンピオンのソフトバンクへ挑む。

【PR】千葉ロッテマリーンズを観戦するなら「DAZN Baseball」

吉井監督体制2年目を迎えるロッテ。"令和の怪物"佐々木朗希がエースとしてフル回転し、チームを悲願のリーグ制覇へ導けるか注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西