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東出、栗原…広島の低迷期を支えた2人の秋

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09年にはWBCにも出場した栗原健太[Getty Images]
 広島の低迷期を支えた東出輝裕と栗原健太。

 98年ドラフト1位で広島に入団し、17年間プレーした東出輝裕は現役引退を決意した。高卒1年目から一軍でプレーしていたが、当時のことを引退会見で「最初は使ってもらっているだけで、自分が一軍の試合に出ていいという自信がなかったのも覚えています」と振り返った。

 01年に全140試合に出場したが、その後、故障や不振などでレギュラー落ちを経験。06年に再びレギュラーに定着し、08年には打率.310を記録した。しかし、13年2月に左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負ってからは一軍出場はなし。今季からは選手兼任で二軍野手コーチ補佐を務めていた。

 同学年で一時は二遊間のコンビを組んでいたチームメートの梵英心は、東出の名前こそ記していないが10日に更新した自身のブログで「また、引退する選手を見送る事になりました。たくさん、練習していました。一緒に練習もしました。野球の事もたくさん話をしました」と引退を悲しんでいる。

 そして、東出と1学年下でかつて広島の4番を務めていた栗原健太は、他球団での現役続行を目指す。プロ入り5年目の04年から一軍での出場を増やし、07年に全144試合に出場。翌年からは阪神へFA移籍した新井貴浩に代わり4番を務め、08年には打率.332、23本塁打103打点の成績を残した。しかし近年は右肘の故障に苦しみ、13年を最後に一軍出場はなし。今季は二軍でも30試合の出場で、打率.132、1本塁打2打点とかつての輝きを放てずにいた。

 栗原は9日に更新した自身のブログで「今はまだ突き進んでいる途中だと思っているので、思い返すことはしませんが、僕はカープのユニフォームが着られて本当に幸せ者でした。僕ひとりでは、今ここに、この僕はいません」とし、「感謝の心を次に進むための歩みにして、これからもずっと、いつも、どんな時でも、上を目指していきます」と前を向いた。

 低迷期の広島を熱くした2人。今後、それぞれの場所で活躍に期待したいところだ。
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