ニュース 2015.10.13. 11:20

アメリカでも“下克上”!? カブスが年間100勝のカージナルス下し王手

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初めてのポストシーズンで苦しんでいた怪物ルーキー・ブライアントにもついに一発[Getty Images]
~NL地区シリーズ・第3戦~
○ カブス 8 - 6 カージナルス ●
<現地時間10月12日 リグリー・フィールド>

 1勝1敗のタイで迎えたナ・リーグ地区シリーズ第3戦は、両チーム合わせて8本の本塁打が飛び交う空中戦を制したカブスが8-6で勝利。本拠地でリーグ優勝決定戦進出に王手をかけた。

 ド派手な空中戦の幕開けは2回、メジャー1年目の22歳・シュワーバーが逆方向へと放り込むポストシーズン第2号のソロでまずはカブスが先制点を挙げる。

 ところが4回、カブス先発のアリエッタが連続四球でピンチを招くと、ペラルタのタイムリーで同点とされ、つづくファムの内野ゴロの間に追加点。逆転を許す。

 それでもその直後、新人王最右翼の呼び声高い怪物ルーキー・ブライアントがポストシーズン第1号となる2ランでカブスが逆転に成功。さらにつづくリゾもライトスタンドへ放り込むソロを放ち、この回3得点。試合をひっくり返した。

 その後はカージナルスが6回にヘイワードの2ランで5-4と1点差に詰め寄るも、すぐ裏にソレアーの2ランでカブスが突き放し、8回にはファウラーのソロで8-4とダメ押し。

 カージナルスは9回にこちらもルーキー・ピスコッティの2ランで2点差とするも、反撃はここまで。壮絶な乱打戦を制したカブスが2勝1敗とし、地区シリーズ突破に王手をかけた。

 シーズンでは中地区3位ながらも97勝を挙げ、ワイルドカードで7年ぶりのプレーオフに進んだカブス。日本で流行りの“下克上”を成し遂げ、実に107年ぶりとなる世界一へと登りつめることができるか。

 一方、年間100勝を記録し、メジャー最高勝率チームとしてプレーオフに臨んだカージナルスは正念場。逆王手をかけ、熱狂的なファンの待つセントルイスへと戻ることができるだろうか。

 注目の第4戦は日本時間の明日、崖っぷちのカージナルスは地区シリーズ初戦で快投を見せたラッキー、カブスはハメルが先発する。

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