日本プロ野球機構（NPB）は、14日の予告先発を発表した。

　パ・リーグ2連覇王者のソフトバンクは、22歳の右腕・武田翔太に大役を託す。

　今シーズン飛躍を遂げた右腕は、チームトップの13勝（6敗）をマーク。勝ち頭としてローテーションを守った。ただし、ロッテ相手となると分が悪く、3試合の登板で1勝2敗、防御率7.16と苦しんだ。相性の悪さを乗り越え、大事な初戦でチームに勝利をもたらすことができるだろうか。

　一方、ファーストステージを勝ち上がってきたロッテは大嶺祐太を先発に立てる。
　
　9年目の今シーズンはキャリア最多の8勝（7敗）を記録。ソフトバンク戦でも5試合の登板で1勝1敗、防御率2.42と安定した投球を披露している。

　思い返してみると、ドラフト当時はソフトバンクと相思相愛と言われながら、くじ引きの末に交渉権はロッテへ。入団にこぎつけるまでには様々な紆余曲折を経たという過去があった。

　そんな大嶺がロッテのユニフォームを着て迎えるソフトバンク相手の大一番。挫折を乗り越えて成長した右腕が、大役に挑む。

　クライマックス・シリーズ、ファイナルステージ初戦の予告先発は以下の通り。（※なお、セ・リーグは予告先発の実施はしない）

【パ・リーグ】

ソフトバンク（武田翔太） － ロッテ（大嶺祐太）

＜ヤフオクドーム　18時00分＞

【セ・リーグ】

ヤクルト － 巨人

＜神宮球場　18時00分＞
※セ・リーグは予告先発の実施なし