ニュース 2015.10.18. 17:50

各球団、捕手人材難 炭谷、嶋、大野がFA宣言すれば争奪戦?

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FA権を取得した炭谷銀仁朗(左)、大野奨太(中)、嶋基宏(右)[BASEBALLKING]
 今季規定打席に到達した捕手は、セ・リーグが中村悠平(ヤクルト)、パ・リーグは近藤健介(日本ハム)、森友哉(西武)、炭谷銀仁朗(西武)と3人いたが、近藤と森は捕手登録されているが指名打者での出場が多く、実質炭谷のみ。

 パ・リーグを制覇したソフトバンクは細川亨、高谷裕亮、鶴岡慎也と3人の捕手を使い分け、その他の球団も正捕手を決めることができず2人体制で臨んだケースが多かった。球界全体で捕手不足に陥っている。捕手は経験がモノをいうポジションなだけに、育成に時間がかかる。今季正捕手に成長した中村も、毎年のように期待されながらレギュラーを掴むのに7年かかった。すぐに結果を求めるとなると、FAでの補強が一番早い。

 昨季国内FA権を取得しながら行使することなく残留を決めた炭谷と嶋基宏(楽天)は、今季海外FA権を取得。大野奨太(日本ハム)も今季、国内FA権を取得した。彼らがFA権行使すれば争奪戦となりそうだ。

 炭谷は87年生まれの28歳。3人の中で最も若いが経験も豊富だ。1年目の06年に、高卒新人捕手としては51年ぶりに開幕スタメンを掴むと、1年目から54試合に出場。翌年以降は、打撃不振や故障などでレギュラーを掴むことができず。

 転機が訪れたのは、10年オフに細川がFA権を行使しソフトバンクへ移籍してからだ。11年に正捕手に定着すると、5年連続で100試合以上出場。打撃に課題を残しているが、今季は盗塁阻止率は.361をマーク。現時点では、FA権を行使しない方向でいるが、球団と話し合ってみないと分からない部分もあるとしている。

 嶋はルーキーイヤーの07年から一軍に出場し、13年には球団初のリーグ優勝、日本一に貢献。同年のオフに4年契約を結んだ。だが、昨季国内FA権を取得した際に、条件次第でFAできる条項が含まれていたと報道された。今季は故障で離脱した期間もあり、出場数は117試合だった。今オフ、どのような決断を下すのだろうか。

 大野は08年ドラフト1位で日本ハム入団後、鶴岡慎也(現ソフトバンク)と併用で起用されていたこともあり、年間100試合以上の出場はプロ7年間で2度しかない。今季も故障で出遅れたため、近藤、市川友也との併用。ただ、学年が炭谷の1つ上と若いことに加え、ランクCと人的・金銭の補償がなく獲得することができる。今オフFA権を行使すれば、手を挙げる球団が多く現れそうだ。

 正捕手不在の球団が多く、彼ら3人は喉から手が出るほど欲しい存在だろう。この3人の動向から今オフは目が離せなさそうだ。

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