今季、史上初となる本塁打王と盗塁王のタイトルを獲得した山田哲人(ヤクルト)。さらにトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成するなど、14年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。CSも危なげなく勝ち抜き、24日からソフトバンクとの日本シリーズに挑む。
山田にとっては、初めての日本シリーズとなる。そこで、山田と同じように高校卒業して数年で大活躍したイチローと松井秀喜の初めての日本シリーズを見ていきたい。イチローが初めて日本シリーズ出場したのは、プロ4年目の95年。前年に当時プロ野球新記録となるシーズン210安打、首位打者に輝くなど大ブレイク。この年も、首位打者、打点王、盗塁王、最多安打、最高出塁率のタイトルを獲得し、リーグ優勝の立役者となった。
日本シリーズでも変わらぬ働きを見せると思われたが、シリーズ開幕前からヤクルトの野村克也監督は「イチロー封じ」を口にし、イチローを揺さぶる。開幕してからは、内角高めの速球で徹底的に攻められ、抑え込まれる。1勝3敗で迎えた第5戦に、シリーズ第1号となるソロを放つも、打率.263(19打数5安打)1本塁打2打点とホロ苦い日本シリーズデビューとなった。
松井が日本シリーズに初出場したのはプロ2年目の94年。同年にレギュラーに定着し、20年が経過した今も伝説として語り継がれる「10.8決戦」に「3番・右翼」で先発出場。5回には、ソロ本塁打を放っている。西武との日本シリーズでは、打率.240に終わったが、第4戦に左の橋本から2ラン本塁打を記録した。
イチローと松井はシーズン中に比べると、苦しんだ印象。初めての日本シリーズで山田は、シーズン通りの働きを見せることができるだろうか。
【シーズンと日本シリーズ成績】
●イチロー(オリックス)95年
日本シリーズ成績:5試 率.263 本1 点2
95年成績:130試 率.342 本25 点80
●松井秀喜(巨人)94年
日本シリーズ成績:6試 率.240 本1 点2
94年成績:130試 率.294 本20 点66
山田にとっては、初めての日本シリーズとなる。そこで、山田と同じように高校卒業して数年で大活躍したイチローと松井秀喜の初めての日本シリーズを見ていきたい。イチローが初めて日本シリーズ出場したのは、プロ4年目の95年。前年に当時プロ野球新記録となるシーズン210安打、首位打者に輝くなど大ブレイク。この年も、首位打者、打点王、盗塁王、最多安打、最高出塁率のタイトルを獲得し、リーグ優勝の立役者となった。
日本シリーズでも変わらぬ働きを見せると思われたが、シリーズ開幕前からヤクルトの野村克也監督は「イチロー封じ」を口にし、イチローを揺さぶる。開幕してからは、内角高めの速球で徹底的に攻められ、抑え込まれる。1勝3敗で迎えた第5戦に、シリーズ第1号となるソロを放つも、打率.263(19打数5安打)1本塁打2打点とホロ苦い日本シリーズデビューとなった。
松井が日本シリーズに初出場したのはプロ2年目の94年。同年にレギュラーに定着し、20年が経過した今も伝説として語り継がれる「10.8決戦」に「3番・右翼」で先発出場。5回には、ソロ本塁打を放っている。西武との日本シリーズでは、打率.240に終わったが、第4戦に左の橋本から2ラン本塁打を記録した。
イチローと松井はシーズン中に比べると、苦しんだ印象。初めての日本シリーズで山田は、シーズン通りの働きを見せることができるだろうか。
【シーズンと日本シリーズ成績】
●イチロー(オリックス)95年
日本シリーズ成績:5試 率.263 本1 点2
95年成績:130試 率.342 本25 点80
●松井秀喜(巨人)94年
日本シリーズ成績:6試 率.240 本1 点2
94年成績:130試 率.294 本20 点66