日本シリーズ第3戦
○ ヤクルト 8 － 4 ソフトバンク ●
＜10月27日　神宮＞

　山田の日本シリーズ史上初となる1試合3連発で、ヤクルトが本拠地・神宮でこのシリーズ初勝利。投げては自慢の救援陣がソフトバンク打線の反撃を許さず、通算成績を1勝2敗とした。

　ヤクルトは先発の杉浦がピリッとせず、5回途中4失点で降板。しかし2番手のロマン、3番手の石山が試合を落ち着かせ、リードの状況で勝ちパターンに繋いだ。

　7回は一死一塁、3番柳田を迎えたところで4番手の久古を投入。CSからポストシーズン絶好調の左腕が、この場面を三振ゲッツーで切る抜けると、続く8回も先頭の長谷川をスライダーで三振に仕留め、5番手のオンドルセクにバトンを渡した。

　久古は柳田の場面について「一発のあるバッターなんで怖さはあるが、内角を突かないとスライダーが使えない。中村のリード通りに投げられたし、明日以降にも繋がっていくと思います」と誇らし気に語った。

　リリーフ左腕はこれで、3試合で2回2/3をパーフェクトに抑えたCSファイナルの巨人戦、1回を無安打1四球、無失点に抑えたこのシリーズ第2戦に続き、ポストシーズン5試合で未だ被安打ゼロ。第4戦以降も、シリーズ打率.182と元気のない柳田斬りに期待がかかる。