ヤクルトは28日のソフトバンクに敗れ、対戦成績が1勝3敗となった。後がないヤクルトは先発投手陣が役割を果たせていない。
第1戦を託されたプロ14年目の石川雅規は、走者を出しながらも3回まで無失点に抑えていたが4回、松田宣浩にソロを浴びると高谷裕亮、明石健志のタイムリーで3点を失う。結局石川は、4回8安打3失点で降板し敗戦投手。
第2戦は今季11勝をマークした小川泰弘を送り込んだが、4回に李大浩に先制2ランを打たれるなど5回途中で降板。日本シリーズ初登板は、黒星とホロ苦いマウンドとなった。舞台を神宮に移した第3戦以降も、第3戦に先発した杉浦稔大が5回途中4失点、第4戦に先発した館山昌平は3回5失点。ここまで4戦を終えて、ヤクルトの先発投手は5回イニング以上投げた投手が誰もいない。
日本シリーズでは第1戦から先発が5回を持たなかったケースは、56年西鉄の1戦から5戦、82年の中日は第1戦から第6戦がある。最近10年では、2013年の巨人、2012年の日本ハムが3度、先発投手が5回を持たずに降板している。
昨季はソフトバンクが5試合中2試合で、先発投手が5回を投げ切れなかったが、日本一に輝いた。先発投手が精彩を欠いたこともあり、1勝3敗と後がなくなったヤクルト。日本一になるには、全試合勝利が絶対条件となっている。先発が試合を作り、試合の主導権を握ることができるだろうか。
●阪神
杉山直久 3回1/3 3安打3失点(第4戦)
【2006年】
中田賢一 4回3安打1失点(第4戦)
【2007年】
●中日
小笠原孝 4回2/3 6安打2失点(第4戦)
●日本ハム
グリン 3回1/3 3安打4失点(第2戦)
武田勝 0回1/3 3安打5失点(第3戦)
【2008年】
●巨人
上原浩治 3回7安打2失点(第5戦)
高橋尚成 2回5安打3失点(第6戦)
●西武
帆足和幸 3回1/3 6安打1失点(第6戦)
西口文也 2回2安打2失点(第7戦)
【2009年】
●巨人
内海哲也 2回2/3 8安打4失点(第2戦)
東野 峻 0回2/3 2安打無失点(第6戦)
【2010年】
●中日
吉見一起 3回6安打3失点(第1戦)
【2011年】
●中日
山井大介 2回3安打1失点(第7戦)
【2012年】
●日本ハム
吉川光夫 4回7安打4失点(第1戦)
吉川光夫 2回2/3 6安打5失点(第5戦)
武田 勝 2回4安打3失点(第6戦)
●巨人
ホールトン 2回2/3 5安打5失点(第3戦)
【2013年】
●楽天
ハウザー 3回3安打1失点(第4戦)
●巨人
杉内俊哉 1回2/3 6安打4失点(第3戦)
ホールトン 3回6安打4失点(第4戦)
杉内俊哉 1回2/3 2安打2失点(第7戦)
【2014年】
●ソフトバンク
スタンリッジ 4回2/3 6安打6失点(第1戦)
中田賢一 3回1安打2失点(第4戦)
【2015年】
●ヤクルト
石川雅規 4回 8安打 3失点(第1戦)
小川泰弘 4回2/3 5安打 2失点(第2戦)
杉浦稔大 4回1/3 6安打 4失点(第3戦)
館山昌平 3回 4安打 4失点(第4戦)
●ソフトバンク
中田賢一 4回2/3 4安打 4失点(第3戦)
第1戦を託されたプロ14年目の石川雅規は、走者を出しながらも3回まで無失点に抑えていたが4回、松田宣浩にソロを浴びると高谷裕亮、明石健志のタイムリーで3点を失う。結局石川は、4回8安打3失点で降板し敗戦投手。
第2戦は今季11勝をマークした小川泰弘を送り込んだが、4回に李大浩に先制2ランを打たれるなど5回途中で降板。日本シリーズ初登板は、黒星とホロ苦いマウンドとなった。舞台を神宮に移した第3戦以降も、第3戦に先発した杉浦稔大が5回途中4失点、第4戦に先発した館山昌平は3回5失点。ここまで4戦を終えて、ヤクルトの先発投手は5回イニング以上投げた投手が誰もいない。
日本シリーズでは第1戦から先発が5回を持たなかったケースは、56年西鉄の1戦から5戦、82年の中日は第1戦から第6戦がある。最近10年では、2013年の巨人、2012年の日本ハムが3度、先発投手が5回を持たずに降板している。
昨季はソフトバンクが5試合中2試合で、先発投手が5回を投げ切れなかったが、日本一に輝いた。先発投手が精彩を欠いたこともあり、1勝3敗と後がなくなったヤクルト。日本一になるには、全試合勝利が絶対条件となっている。先発が試合を作り、試合の主導権を握ることができるだろうか。
2005年以降、日本シリーズで先発した投手が5イニング持たなかったケース
【2005年】●阪神
杉山直久 3回1/3 3安打3失点(第4戦)
【2006年】
中田賢一 4回3安打1失点(第4戦)
【2007年】
●中日
小笠原孝 4回2/3 6安打2失点(第4戦)
●日本ハム
グリン 3回1/3 3安打4失点(第2戦)
武田勝 0回1/3 3安打5失点(第3戦)
【2008年】
●巨人
上原浩治 3回7安打2失点(第5戦)
高橋尚成 2回5安打3失点(第6戦)
●西武
帆足和幸 3回1/3 6安打1失点(第6戦)
西口文也 2回2安打2失点(第7戦)
【2009年】
●巨人
内海哲也 2回2/3 8安打4失点(第2戦)
東野 峻 0回2/3 2安打無失点(第6戦)
【2010年】
●中日
吉見一起 3回6安打3失点(第1戦)
【2011年】
●中日
山井大介 2回3安打1失点(第7戦)
【2012年】
●日本ハム
吉川光夫 4回7安打4失点(第1戦)
吉川光夫 2回2/3 6安打5失点(第5戦)
武田 勝 2回4安打3失点(第6戦)
●巨人
ホールトン 2回2/3 5安打5失点(第3戦)
【2013年】
●楽天
ハウザー 3回3安打1失点(第4戦)
●巨人
杉内俊哉 1回2/3 6安打4失点(第3戦)
ホールトン 3回6安打4失点(第4戦)
杉内俊哉 1回2/3 2安打2失点(第7戦)
【2014年】
●ソフトバンク
スタンリッジ 4回2/3 6安打6失点(第1戦)
中田賢一 3回1安打2失点(第4戦)
【2015年】
●ヤクルト
石川雅規 4回 8安打 3失点(第1戦)
小川泰弘 4回2/3 5安打 2失点(第2戦)
杉浦稔大 4回1/3 6安打 4失点(第3戦)
館山昌平 3回 4安打 4失点(第4戦)
●ソフトバンク
中田賢一 4回2/3 4安打 4失点(第3戦)